視線が痛い ページ6
「ん?あぁ、コイツはルイ言うんやで
あ、ルイは念力で喋っとうから
そこんとこよろしくな」
アーニャが軽く紹介してくれた男子
暗い藍色の髪の毛に、黄金色の目
口元には包帯でグルグル巻かれていた
背は高くて紫色のローブには軍服のデザイン
「どうも」
頭の中に言葉が流れた
これが念力…でもこれ、音で流れてる
普通の声で聞こえるのかなって思ったのに
『いえ、私もよろしくお願いします』
「もう行こっかぁ
さすがに皆行っちゃったよぉ?」
『え、嘘!』
見てみると、そこはもう誰もいない
「あ、いそがな!」
アーニャがそう言うと、アーニャの足元に風が巻き起こった
ついでに、私達にも…
『わぁっ!何これ!?』
浮いてる、勝手に飛んでる!
「本当は«転移»するほうが早いねんけど
«転移»使えるってばれるとめんどい」
え、私普通に使ってたんだけど…
まぁ知らなかったし不可抗力ってことで!
「………」
皆のとこにつくとすごい視線を感じた
まぁ登場がすごい派手だったから…
アーニャが近道って天窓開けて入ったんだよ
だから上から降りてきた
…すっごい派手、目立つ、お願いやめて
「アーニャ様、ご無事ですか!?」
突然アーニャに駆け寄ってきた赤毛の女子
クルンクルンに巻かれた赤毛は
魔術科の紫色のローブと合っていない
ローブにあのデザインがないから
ただアーニャにたかってる人かな?
「大丈夫や、マルタ嬢」
アーニャが返事を返すと
マルタと言う子は頬をほんのりと赤くしていた
あ、これたかってるんじゃないね
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