エルフの少女は悪役 ページ33
「ここだよ〜、アリスはここに一回来たことあったね
まぁ楽にしてね」
師匠の部屋が何でこんなに可愛いのかやっと検討がついた
ただ師匠が合成ショタで見た目女だからだ…
親に女として育てられた癖で
趣味も女趣味の可能性が高い
「オジイ!オジイ!」ドンドンッ
のんびり椅子に座っていると
突然扉をドンドンッと叩く音が聞こえた
ちょうど師匠がいなかったため私が開けることになった
「…あれ、あなたは…?」
扉の向こうにはエルフの女性が一人
横髪が片方長くて、他は短いと言う独特な髪型
髪の毛には黄緑色の髪止めがついていて
見た感じ気の弱そうな女性
…そして、私はこの人を知っている
『私は賢者様の弟子になりました
アリス・オグナーズと言います…あなたは?』
できるだけ丁寧に問いただす
この子はアグゼルを攻略する時に出てくる悪役、メルダ
アグゼルとは幼馴染みで片想い中
「あ…、わ、私はメルダと言います
えっと…その、アグゼルはいないんですか?
帰ったと聞いたんですけど…」
「アグゼルさんなら家に帰ったよぉ〜」
後ろからおっとりとした声が聞こえた
ライト君がお茶菓子を用意してくれたみたい
「そ、そうなんですか
ありがとうございます!」
…あのキャラがそのまま続けばよかったなぁ
今のメルダは気が弱いけど
アグゼルのことになると変貌するキャラだ
主人公を徹底的に痛めつける
それも精神的にであって肉体的じゃないからたちが悪い
ちなみにメルダは先生でも教師でもない
確か…庭師だったかな?
メルダは自分の弾くハープで草花を育てていた
…うーん、何かと一番厄介なキャラだったと思う
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