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「 あの キャリーバック .. 」
？「 いいですよ、疲れてるでしょ？笑 」
当たり前のように持ってくれた男の人に
ちょっとびっくりして
背の高い男の人を見上げてしまった。
すると男の人もそれに気づいて
？「 少しくらいカッコつけさせてください笑 」
とふわっと笑った。
？「 あ、俺の名前言ってなかったですね。
松村北斗って言います！
普段は大学生なんですけど、夏の間は
海の家やってるんです 」
松村..北斗 さん。
..え？！
「 大学生なんですか？！ 」
北「 そんなに老けて見える？ 」
「 いや.. 」
落ち着いてて大人っぽかったから
学生に見えなかった .. 。
そしておばあちゃんの家に着くまで
お互いの自己紹介をし合って
少し松村さんのことを知った。
隣町の大学の３年だということ。
海の家は父親から引き継いだということ。
この街で生まれ育ったということ。
それから少し歩くと
おばあちゃんの家に着いた。
北「 柊木のばあちゃん〜！ 」
祖母「 はあ〜い〜！
あら、ほくちゃんいらっしゃい〜！
あらら！Aもいるじゃないの！ 」
「 おばあちゃん久しぶり！ 」
実はおばあちゃんに会うのは５年振りくらいで
凄く久しぶり。
それにしてもほくちゃんって..
本当に仲良いんだ、笑
おばあちゃんの勧めで
３人でお茶の間でまったりする。
祖母「じゃあAも隠家は見てきたのね？」
「 うん 」
祖母「 ほくちゃん、隠家 人手足りてるのかい？ 」
北「 ぜんっぜん足りてない！
あいつら働かないから！ 」
あいつら..って もう１人いた男の人かな。
祖母「 A、私の畑手伝うだけじゃなくて
ほくちゃんの店も手作ってきな？ 」
「 え…？！ 」
そう、この街に来た理由の一つは
おばあちゃんが腰を痛めて 畑作業が
出来なくなったから。
..他にも理由はあるんだけど。
北「 Aさん手伝ってくれると凄く助かる！！
..お願い出来ないです..か？ 」
なにこの可愛いお願い ..
私より２つ年上の人にキュンとしてしまう。
松村さんと夏の間一緒にいれる..の？
..って 私恋してるみたいじゃん。
けれど 松村さんと仕事出来ると考えたら
何故か凄く嬉しくなって
「 私でよければ..！ 」
と 返してしまった。
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作者名：n a g i. | 作成日時：2016年2月19日 19時
