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｢…送り狼？｣
唇が唇を掠めそうになった瞬間、伊沢さんが喋った。
びっくりして一瞬で距離をとる。
血の気が引いたようなってのはこのことかもしれない。
｢ち、ちが｣
｢痴女？｣
「違いますっ！！！！！！！」
一気に距離を詰めたのは、今度は変な意味とかじゃない。
ただ誤解だけはされたくなかった。
誰にでもこんなことするわけないじゃない。
｢わたし、わたしほんとに伊沢さんのことだいすきで｣
伊沢さんみたいにいっぱいお酒は飲んでない。
だから、全然気持ち悪くなんかないくせに
どうしたって言いづらいようなことをいわなきゃ、って衝動に咄嗟に駆られて
吐き出すように声を出した。
いっちゃいけない、そう思ってたのに。
乗り超えちゃいけないラインに急に飛び込んでいってしまって、覚めたと思った酔いは案外回り続けていたらしい。
あのなにも読めない顔を見たくなくて、ぎゅっと目を閉じた。
｢そうかそうか｣
優しい声を聞いて目を開けると、思ってたよりもずっと優しい顔をしている人がそこにいた。
でも次の瞬間、その人の意識が急に途切れたのを感じる。
｢い、いざわさん！？｣
返事の代わりにクー、と寝息が聞こえてきた。
ガクッと力が抜けた。
人の決死の告白を……。
｢…どーせ、忘れちゃうくせに｣
1回緊張がとけると段々気は大きくなってくるもんで、私はどっかり横に寝転がった。
それから真っ白い天井を見つめる。
伊沢さん。
好きになったのは、4ヶ月くらい前。
私が編集したデータを操作ミスで飛ばしちゃってすごく落ち込んでた時に、すごく必死に励ましてくれたんだよなぁ。
単純なことなんだけど、すごい優しくてかっこよくみえて…。
一回好きになってからは早かった。
だってあの人は何しててもかっこいいから。
ボタン構えてる時も正解した時も間違えた時も歩いてる時も
｢昔タバコ吸ってたんだよね｣
すぐやめたけどっ！って暴露してくれたその顔も。
あーなんか泣きそう
伊沢さんの家の天井。
彼女になったら毎日見れるのかな。
そんなアホなことを考えながら私も眠りについた。
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natunekokono(プロフ) - ありすさん» そう言って貰えて嬉しいです!!笑そこ私も気に入ってるので嬉しいです、ありがとうございます！ (2019年8月24日 1時) (
レス) id: 45e575b4a8 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 初めまして、なんとなくこの小説を読み始めたのですが、夜の早慶戦で大爆笑してしまいましたwwww凄い面白いです！ (2019年8月23日 6時) (レス) id: e88d06d936 (このIDを非表示/違反報告)
natunekokono(プロフ) - 好きなようにむちゃくちゃ書いてそう言って貰えるの糞嬉しいです！wwwありがとうございます！どんどんやります (2019年8月18日 1時) (レス) id: 45e575b4a8 (このIDを非表示/違反報告)
natunekokono(プロフ) - ぶどうさん» それは…その…濃厚なやばい世界でしょうね！！！！！コメントありがとうございます(＞ ＜)！！！ (2019年8月18日 1時) (レス) id: 45e575b4a8 (このIDを非表示/違反報告)
natsukomizumura(プロフ) - わろたwwwwwwwwwwwこんなやりたい放題な小説初めて見ました…いいぞもっとやれ (2019年8月17日 23時) (レス) id: 48120fdd9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：BAKO | 作成日時：2019年8月14日 21時
