何とかしてよ伊沢さん

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｢Aちゃん、好きだよ｣

｢Aちゃんほんと可愛い｣

｢Aちゃんは僕が幸せにするから。｣

｢伊沢さんなんてさ、早く諦めなよ… 」

｢それで僕と夜の早慶戦、しよ｣


｢うわぁあああああ！！！！｣

ガバッと、飛び起きたのは夢にびっくりしたからじゃない。
現在土曜日朝7時、起きた瞬間に自分がめちゃくちゃ恥ずかしい夢を見てたことに気がついて恥ずかしくて暴れてしまいました。

先週は何かとバタバタしててずっとオフィスに行けてなかった。
ふくらさんを始めとした職場の面々にはもちろん理由付きでことわってある。
日本最高峰の大学の学生、卒業生が多いおかげで基本学業優先！な職場だからそこらへんは理解があってありがたい。
私？慶應です。

｢夜の早慶戦ってなによ…｣

どんな夢見てんだ私。

仕事行けなくて1番キツかったのは伊沢さんにずっと会えなかったこと。
最近は毎日のように顔を合わせてたから、こうも立て続けに会えないってなると結構辛いものがある。
せめて夢に出てきてくれたらよかったのに…。

｢夜の早慶戦、しよ｣

ややややまもとさんはもういい！！！！

わかってる、悪いのは山本さんじゃない。
この一週間、結構山本さんのことを考えてた私が悪いのだ。
いや、山本さんに傾いてるとかでは決してない。断じてない。
そうじゃなくて…山本さん、私に気があるのかなぁとか。
いや、あるわけないって！分かってんだけど！
あの人は多分誰にでもああだ。
優しくて、愛想が良くて…動画で見ると可愛い可愛いって感じだけど生で見ると結構男っぽかったりする。
あぁそうじゃなくて、そういえば山本さん、この間｢彼氏いる？｣とか聞かれたから意識し始めちゃったけどずっと前からお節介焼いてくれたり。あんなんだったなとこの一週間色々考えて気がついた。

でもそれは山本君が女の子に優しいからだって気がついた。
QuizKnockのオフィスは、基本的に女の子少ないから…。
だから私が特別優しくされてるように錯覚しちゃうだけ。

顔を洗って鏡を見ると、いつものボケっとした顔している自分。
化粧しなきゃ…。
今日はふくらさんに任せちゃってた分1杯編集するんだ。
あとついでに伊沢さんを補給。

…ついでだから！！！

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