【泉奏】［貴女を一生守ります］２ (ページ39)

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８７話ページ39

奏side 続きチビアキラ→チビア

チビア『泉？どうして最近遊んでくれないの？お家で何かあったの？』

一番最初に異変に気づいてくれたのはアキラ

チビ奏『なにもありませんよ。なぜそんな事を聞くのですか』

チビア『だって泉最近おかしい！前みたいに遊んでくれないし！敬語だし！それに…笑ってくれない！！』

チビ奏『笑う…』

そして気付く

チビア『僕前みたいに…泉と遊びたい…』

チビ奏『アキラ…？』

チビア『ぽろ…ぽろ……』

俺はその日初めてアキラの涙をみた

あんなに強いアキラが泣くなんて

チビ奏『アキラごめん…なさい…』

チビア『許す…』

チビ奏『ありがとう…ございます…』

チビア『敬語直せよー…』

そして小学5年生になった春妹の演が小学校へ入学した

そしてその一年後6年生になったばかりの頃

チビア『なぁお前そう言えば中学どこ行くの？』

チビ奏『俺は九瓏ノ主学園です
全寮制なので祖母の負担も軽くなるだろうし、中高一貫なので』

チビア『へぇ～』

この後アキラが衝撃発言を

チビア『じゃあ俺もそこ行く』

チビ奏『九瓏ノ主学園はランク高いですよ！？アキラには無理ですよ絶対』

チビア『失礼だなぁどーってことないだろ俺は遅刻はするけど馬鹿ではない！！…はず…
だって…俺泉と同じ学校行きたいから！』

チビ奏『…しょうがないですね俺が勉強を教えますその代わり厳しいですからね？』

チビア『おう！』

ー合格発表日ー

俺達の小学校で受験した人数は9人

合格者は２人

その2人は俺とアキラ

アキラは見事合格した

チビア『へっ！俺にかかればちょろいぜ！』

チビ奏『誰が勉強教えたと思っているん…ですか…ひく…同じ学校…になれて…良かった…です…』

今思うと俺はアキラが居なかったら生きていけないんじゃないかと思う

チビア『おい泣くなよー俺が泣かしたみたいじゃんかーひひっ』

この笑顔にどんだけ助けられたのだろうか…

中学へ入って俺は風紀委員になりいつの間にか鬼の修行奏と呼ばれるようになっていた

そして俺達一年生も学校になれてきた頃

ある人物に呼び出された

『おい泉奏』

この人は1年生の問題児俺がいつも注意している人物だ

『お前いつもうぜぇんだよ』

奏『なにがうざいのでしょう』

『そういうのがうぜぇんだよ！優等生ぶりやがって』

奏『別に優等生ぶっているわけではないです
何ですか？それを言うためだけに俺を呼んだんですか？俺は委員会の仕事で忙しいんです
では』