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─
「クソッ、ダメだ！ 蘭に連絡がつかねえ！」
蘭ちゃんに電話をかけていたコナンくんが吐き捨て、踊り場で立ち止まる。
その後ろについていた私も反射的に。
「…………安室さん、
今度はボクの、“協力者”になってもらうよ！」
透さんが、コナンくんの……？
安室side
.
地上まであと数階、という地点。
一旦足を止めると、驚いた顔で振り返るコナンくん。
「安室さん……！？」
「すまない、先に行っていてくれ。直ぐに追いかける」
真顔で言えば、察してくれたのか先を行った。
後ろから追いついてきた結衣が俺を見留め、微かに息を切らして止まる。
「透さん？」
「結衣。
お前は、此処に残ってろ。」
「っ、え？」
困惑に満ちた顔と声。
「ここからは、確実に危険を伴う。
お前を傷つけない保証ができない。」
感情を込めずに、言葉だけを並べ立てる。
「でも私は……！」
「結衣……！！」
肩を掴んで、言わないでおくはずだった本音を吐き出す。
「もうこれ以上、巻き込みたくないんだ……！」
声が、無人の警視庁内に一瞬響いて消えた。
足手まといだ、とでも厳しい言葉を浴びせれば結衣は素直に残るだろう。
それでも、そんなことすらしたくないくらい。
失いたくない。
数秒間を置いて、静かな声音で、
「……死んだはずのFBI捜査官の正体を、」
「……？」
今までに見たことがない程、冷えた顔つき。
俺の手を肩から外して、片方を握ったまま前へ進んでいく。
「犯罪組織に潜入している公安の捜査官の真の顔を知っていて、簡単な爆弾なら解体することができて。」
「これが、こんな私が、一般人ですか？」
淡々と語り始めた。
階段を下りる足取りは僅かばかり緩やかだが止まりはしない。
「自分だけ安全な場所にいて見ることしか出来ないの、キライなんです。
状況を知っているのなら尚更。」
突き刺さる訳でもないのに、硝子片のように透き通った尖った結衣の言葉。
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camellia(プロフ) - さねみんと安室推しさん» ご指摘ありがとうございます(土下座) うわホントだ……書いてる間に勝手に脳が誤変換起こしてましたね……偽名は緑川です即刻修正する所存ですごめんなさいありがとうございました！ これからもどうかよろしくお願いします！！ (2021年3月2日 12時) (
レス) id: 24ff41186f (このIDを非表示/違反報告)
さねみんと安室推し - すいません、6ページでスコッチの偽名が緋色光ってなってましたが、シリーズ二作目で夢主に再会した時スコッチは緑川光って紹介されてませんでしたか？？偽名を変えたと言うことなんでしょうか？気になったので・・(^_^;) (2021年3月2日 11時) (レス) id: ff085d1bee (このIDを非表示/違反報告)
愛丸(*´∀｀)(プロフ) - ありがとうございます！！３日以内には載せますね！！ (2019年10月22日 23時) (レス) id: ff7339904f (このIDを非表示/違反報告)
camellia(プロフ) - 愛丸(*´∀｀)さん» わあ！ 今少しですが作品の方見させていただきました！コナン風の画なんですね。是非ともよろしくお願いします！ ご質問があれば遠慮なくどうぞ！ (2019年10月22日 22時) (レス) id: 24ff41186f (このIDを非表示/違反報告)
愛丸(*´∀｀)(プロフ) - 「名探偵な絵を描く。」という夢主のイラスト集作ってるんですが、貴方の夢主さん描いてもいいですか？？ (2019年10月22日 22時) (レス) id: ff7339904f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：camellia | 作成日時：2018年9月9日 13時
