帰らせてくれませんかね。 ページ19
─
「……どうぞ。ご注文が決まり次第お呼び下さい」
「ありがとうございます、安室さん」
か え ら せ て
とは言えない。だってせっかく蘭さんが会いたいって言ってくれたんだからね？
この人……安室さんだっけ？ は嫌いだけど好意を無下にはできない。
安室さんがお冷やを置いた後で蘭さんは口を開いた。
「初めまして、毛利蘭です。
コナンくんがお世話になったみたいでありがとうございました」
「此方こそ、コナンくんには困っていたとこを助けてもらったので。
改めまして、朝狩結衣です。」
ガチャン！！
私が名乗った途端、カウンターの向こうで何かが割れる音がした。
反射的に振り向くと、お皿を落としたままのポーズで固まっている安室さんが、私を凝視していた。
またあの人か。
すぐに顔を前に向けると、蘭さんが言った。
「珍しい、安室さんがお皿割っちゃうなんて。
いつもはそんなミスしないのに」
「あ、そうなんですか」
普段は完璧人間てか？ まあ潜入捜査官だからね。
「そう言えば、結衣さんっておいくつなんですか？
成人はしてらっしゃるんですよね？」
「あ、いえまだ誕生日来てないので多分蘭さんより一つ上くらいです。
老け顔ってよく言われますけどね」
苦笑いしながら言う。
「えっ、あ、私17ですけど」
「あ、なら一つ違いですね。でも蘭さんの方が大人っぽいですよ？」
「そんなことないです！ えじゃあ敬語取って下さい、さん付けもなしで！」
「え？ じゃあ……蘭ちゃん？」
「はい！」
それからも色々話していると、注文したハムサンドがきた。
小さく手を合わせて口に運ぶ。
「……、美味しい……！！」
何これ美味すぎる。
さっき朝ご飯を食べたばかりなのにあっという間に完食してしまった。
うーん、人として好きにはなれない気がするけどこんなに美味しい料理をつくられちゃ通ってしまいそうだ。
不本意ながらもそんなことを思いながら蘭ちゃんと連絡先を交換し、私は二人に別れを告げる。
カウンターでは、コナンくんがアイスコーヒーを飲みながら安室さんと話していた。
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camellia(プロフ) - 舞宵兎さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！オリジナル作品に、歌い手もやってらっしゃるとは……多才で羨ましいです……(歌は兎も角一次創作がんばろ)ちょっとくらい無理しなきゃ終わんないんでね！課題がなんぼのもんじゃぁ！() コメントありがとうございました！ (2020年12月8日 12時) (
レス) id: 24ff41186f (このIDを非表示/違反報告)
舞宵兎(プロフ) - 私も名探偵コナン夢を執筆しているのですが、こちらの作品が気になりお気に入り追加させていただきました。読むのは自作が完結してからになると思いますが、今から楽しみです♪無理ない執筆を頑張ってくださいませ！ (2020年12月8日 12時) (レス) id: 5eb7e77d06 (このIDを非表示/違反報告)
camellia(プロフ) - 美紀さん» コナン映画私も大好きです！和葉ちゃんと哀ちゃんは元に戻っても完全にタメにはなりませんね(-ω-;) 美紀さんはコナン映画で何が一番好きですか？ (2019年4月29日 18時) (レス) id: 3318b01060 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - コナン映画大好きで押しキャラが新一とコナンと安室さんと怪盗キッドと蘭ちゃんと和葉ちゃんと哀ちゃんが大好きタメにして (2019年4月29日 17時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
camellia(プロフ) - 美紀さん» わお、熱いコメントありがとうございます！推しキャラ沢山いるの良いですね〜。私はその三人だと安室さんですが個人的に風見さん好きです笑 (2019年4月29日 17時) (レス) id: 3318b01060 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lily x他1人 | 作成日時：2017年8月7日 10時
