7話* ページ7
大我くんが私の実家に挨拶に来てくれた日から、なんだか様子がおかしい気がする。
なんだか考え事も多いし、スマホを真剣に見ている時間が増えた。
「ねえ、久美。どう思う?」
久美「考えすぎじゃない?私には普通にしてるように見えるけど。」
でも。なんか違和感あるんだよな。
久美「だってさ、京本さんに関しては浮気の心配はないだろうし。」
浮気?考えたこともなかったな。
久美「だって、これとか当てはまらないでしょ?」
浮気のチェックリスト?当てはまったら確率が上がるってこと?
「なんで久美はこんなの知ってるの?」
久美「樹と付き合い始めた時、不安で仕方なくてチェックリスト、スマホでよく見てたんだよね。、最近、帰りが遅くなった?」
帰り、?
どうだろう。
同棲してないからわからないけど、会う頻度は減ったかも?
「そうかも、?」
久美「服の好みが変わった?」
服の好みか。
でも最近、新しく大人っぽい服買ったりしてたかも。
「うん。」
久美「じゃあ、突然のプレゼントあった?」
、ん?
「それはないや。」
久美「2/3当てはまってるけど、まあ私が見てる感じ浮気はないと思うな。」
まあでも。
「浮気されててもいいの。大我くんが私のこと必要ないと思ったら大人しく別れるよ。、まあ、仕事が出来なくなったらごめんね。」
久美「まあ、一生分稼いでるし、Aの好きなようにしたらいいんじゃない?」
あ、電話だ。
噂をすれば大我くんだ。
「もしもし?どうかした?」
京「あ、Aちゃん。、あのさ、ちょっと話があるんだけど、今日会えたりする?」
話?
さっきまで浮気の話をしてたせいか、すごく嫌な予感がする。
別れ話とかではないよね?
気のせいかもしれないけど、大我くんの声、震えてる。
でも、何の話にしても、きっと大事な話だ。
「わかった。どこに行けばいい?」
京「詳細はLINEするね。、オシャレしてきて。」
「うん。じゃあ、また後で。」
ん?久美がスマホ見ながらニヤニヤしてる。
「久美?」
久美「あ、なんでもない。京本さんなんだって?」
「なんか話があるんだって。おしゃれしてきてって言ってた。」
久美「おっけ。じゃあ、スタイリストとヘアメイク手配するわ。ちょっと待ってて。」
え、いや。そこまでしなくても。
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作者名:Rika | 作成日時:2023年12月20日 15時