15話 ページ15
久美「いいですけど、これ以上遅いと裏口閉まるんで、帰り揉みくちゃにされますよ。」
それでもいい。
今は、
京「少しでも長く、Aちゃんのそばにいたいんです。」
久美「そう、ですよね。、わかりました。担当の人に話しかけてもらえれば、近くまで入って手を握ることもできるので。後の方は帰りましょう。Aパパたちも裏口から出て。、時間差で京本さん以外のSixTONESさん達も出てください。くれぐれも取材陣には気をつけて。」
田「久美はどうすんの?」
久美「私は、SixTONESさんが帰った後、時間差で出る。」
久美さん、昨日は動揺してたのに、だいぶしっかりしてる。
すごいな。
松「じゃあ、とりあえず顔だけでも覗きに行っていいですか?」
久美「あ、どうぞ。一気にその人数は入れないんで、外から見る感じですけど。」
昨日と同じ場所だけど、少し繋がってる機械の量が減った?
ジ「やっぱり大我も一緒に帰らない?」
、え?
京「なんで?」
ジ「しんどいでしょ?家でちゃんと休んだ方がいいよ。今のままだと、Aちゃんの目が覚める前に大我が倒れちゃうよ。」
そうかもしれないけど。
京「家にいても、どうせ眠れないからさ。大丈夫。仕事に支障がないようにするから。」
ジ「いや、でも。仕事だって少し休んだりした方がいいよ。」
何かして気を紛らわしていないとしんどいから。
田「きょもが好きなようにしたらいいよ。Aちゃんにきょもは必要だし、きょもにもAちゃんが必要なんだから。」
京「みんな、心配かけてごめん。、大丈夫だから。」
森「帰ろうか。2人きりにしてあげよう。」
ーーーーー
みんなが帰った後、看護師さんに声をかけて部屋に入れてもらった。
苦しそうでは無いけど、触れたら消えてしまいそうなぐらい、儚くて。
京「俺のせいでごめんね。」
答えるわけないか。
京「もうこんな危ない目には遭わせないし、ずっと守るから。」
目はまだ覚まさないけど、手が暖かくて、大丈夫って。落ち着かせてくれる。
京「俺、仕事頑張るから。、だから、Aちゃんも早く目を覚まして。」
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作者名:Rika | 作成日時:2023年12月20日 15時