恋人レンタル？ ページ35
｢Aさん｣
｢なんだい、ジェイ君｣
｢修羅場慣れってしてますか？｣
｢とんでもなく嫌な予感がしたんだけど、まぁ聞こうか。なんで？｣
｢実は僕、女癖が悪いんです｣
｢はぁ…………成程｣
｢アズールとフロイドに叱られるくらいには、かなりの数の女性と関係を持ってる自覚はあります｣
｢……ほう｣
｢でも、最近心を入れ替えたんです｣
｢……うん｣
｢なので、今まで関係を持っていた女性の皆様にお別れを告げたのですが……｣
｢な、なんてお別れしたのかなぁ〜？｣
｢『本当の運命を見つけました。潮時ですし、お別れしましょう。今まで有難う御座いました』とメッセージを送り、電話で時間も割いたんですが──｣
｢が？｣
｢かなりヒステリックに怒られ、挙句に『その運命とやらを連れてきなさいよ！』と言われまして｣
｢そりゃ怒られるわ、お前。クズか？｣
｢あなたに言われると傷つきますね……しくしく｣
｢嘘泣きだろ｣
｢バレてしまいましたか｣
｢んで、本音は？｣
｢何に対してですか？｣
｢別れた理由。心を入れ替えたとか、嘘だろ｣
｢おや、そちらも筒抜けとは…………今までの方々からは、もう収穫は無さそうだな、と思ったんです｣
｢……わからんでもない。最近別れた元カノもそれだし｣
｢おや。アズールはそうならないと？｣
｢契約しちゃってるからね｣
｢あぁ、成程。手遅れですね｣
｢そういう事。……で、さっきの質問の意図は何？｣
｢『恋人役』になって頂けないかと思いまして｣
｢アズに許可を取れ｣
｢やはりそこですか｣
｢当たり前だ。お前は私を狙ってる訳じゃないんだろ？｣
｢…………ふふ、どうでしょうか｣
｢え、怖……やめてよ。最近、アズが過敏なんだよ｣
｢話は聞かせて頂きましたよ！！｣
｢おや。噂をすれば｣
｢ジェイド、そういうのは専門職を頼りなさい。Aさんは使わせませんからね！｣
｢あー……うん。私が行ったらもっと拗れるから、やめといた方がいいよ｣
｢むしろ、拗らせて欲しいんです｣
｢えぇ……｣
｢このサイコ……懲りてませんね……｣
｢どういう事？｣
｢定期的にやってるんですよ、コイツ。何度、解決に苦労したか……｣
｢これで最後にしますから。それに、Aさんなら相手方も文句は言い難いでしょう？｣
｢…………まぁ、性格的にも、スペック的にも、文句は言えませんね……｣
｢対価は支払います｣
｢……今回だけですよ｣
｢あ、貸し出される流れなのね｣
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とある誰かの作品倉庫(プロフ) - 真理さん» 誕生花はロマンですよ……何やら残酷描写のある漫画があるみたいですね。花言葉も「自信 」とありますし、何やら思惑のある花とも思えるような思えないような……コメントありがとうございます！ (2021年7月10日 0時) (
レス) id: ba04661380 (このIDを非表示/違反報告)
真理(プロフ) - この作品で誕生花の話が出てきた時思わず自分の誕生花を調べちゃうんですよね、ちなみに誕生花はミスミソウでした。ミスミソウって言われるとマンガを思い出しちゃうんですけどね…… (2021年7月10日 0時) (レス) id: 155b63405e (このIDを非表示/違反報告)
とある誰かの作品倉庫(プロフ) - 真理さん» ありがとうございます！シリーズがやけに長いので、休み休み読んで頂けると幸いです(笑) (2021年2月9日 0時) (レス) id: ba04661380 (このIDを非表示/違反報告)
真理(プロフ) - 不思議と中毒性がある小説ですね…こういうのをかけるように頑張んないと… (2021年2月8日 22時) (レス) id: 155b63405e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ( ﾟ∀ﾟ):∵ｸﾞﾊｯ!!(ゆいは推し組((アズール、イデア))によって10000ダメージを受けた) (2020年11月28日 1時) (レス) id: 74f12133a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とある誰かの作品倉庫 | 作成日時：2020年11月23日 1時
