監督生とタコくん ページ24
｢アズール先輩｣
｢何ですか？｣
｢もう一回会わせてもらえたりしませんか？｣
｢誰にです？｣
｢え。Aさんにです｣
｢口より手を動かしてください｣
｢急に辛辣になりましたね｣
｢監督生さん。僕は、愛しい恋人を好んで大衆の異性に見せびらかしたい様な、野暮なタイプではありません｣
｢知ってますよ｣
｢ついでに、自室に人を入れるのにも抵抗があります｣
｢えー。あの人、ちょっとお茶目で可愛いじゃないですか｣
｢……さては、狙ってますね？｣
｢まぁ、ぶっちゃけ。異世界トーク出来るのはあの人しか居ないし……｣
｢分かりました。殺し合いをしましょう｣
｢え、怖……｣
｢何を言いますか。海の中では当たり前ですよ。同じ異性に想いを寄せたら、強い方が勝ち取るんです｣
｢なんで人外ってそんな力関係で済ませるんですか……物騒……｣
｢本能ですよ。致し方が無い｣
｢本能かぁ……｣
｢ええ。話は終わりですか？｣
｢まぁ、はい。殺し合いは嫌なので、ちょっと様子を見ときますね｣
｢絶対に譲る気はありませんから｣
｢そうですか。……あと｣
｢はい？｣
｢エースとデュースに話したら、会いたがってたんですけど｣
｢スタンプカードを持って出直して来い、と伝えておいてください｣
｢了解です。…………いやしかし｣
｢手を動かせ｣
｢動かしながら喋ってます｣
｢……はぁ……何ですか？｣
｢良い声してますよね。てか、歌声とかどうやって収録したんですか？｣
｢普通に歌ってくれましたよ｣
｢サービス精神凄いな、あの人｣
｢楽器は壊滅的に出来なかったみたいですがね｣
｢そんな一面あったんですか｣
｢四苦八苦している顔が可愛らしかったですよ｣
｢え、見たいなぁ｣
｢誰が見せるか。……まぁ、苦しんだ挙句に『うん！出来んわ！』と開き直ってましたけど｣
｢あの人らしいですね｣
｢でしょう？開き直った事をいじり倒しても、肯定されてしまうのでつまらないのですがね｣
｢ああ、まだ一泡吹かせられてないんですか｣
｢ええ。悔しい事に。年齢の差が恨めしいです｣
｢年齢というより、性格的相性では？｣
｢断じて有り得ません。少しの手掛かりさえあれば、照れ顔も拝める筈なんです｣
｢拝むとか既に言っちゃってるし｣
｢そういうレベルなんですよ。大抵、笑われるか、開き直られるか、素でやり返されるかのどれかです｣
｢もう、完全に遊ばれてますね｣
｢…………まさか。そんな訳があるはずないでしょう｣
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とある誰かの作品倉庫(プロフ) - 真理さん» 誕生花はロマンですよ……何やら残酷描写のある漫画があるみたいですね。花言葉も「自信 」とありますし、何やら思惑のある花とも思えるような思えないような……コメントありがとうございます！ (2021年7月10日 0時) (
レス) id: ba04661380 (このIDを非表示/違反報告)
真理(プロフ) - この作品で誕生花の話が出てきた時思わず自分の誕生花を調べちゃうんですよね、ちなみに誕生花はミスミソウでした。ミスミソウって言われるとマンガを思い出しちゃうんですけどね…… (2021年7月10日 0時) (レス) id: 155b63405e (このIDを非表示/違反報告)
とある誰かの作品倉庫(プロフ) - 真理さん» ありがとうございます！シリーズがやけに長いので、休み休み読んで頂けると幸いです(笑) (2021年2月9日 0時) (レス) id: ba04661380 (このIDを非表示/違反報告)
真理(プロフ) - 不思議と中毒性がある小説ですね…こういうのをかけるように頑張んないと… (2021年2月8日 22時) (レス) id: 155b63405e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ( ﾟ∀ﾟ):∵ｸﾞﾊｯ!!(ゆいは推し組((アズール、イデア))によって10000ダメージを受けた) (2020年11月28日 1時) (レス) id: 74f12133a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とある誰かの作品倉庫 | 作成日時：2020年11月23日 1時
