初めまして、今晩は ページ3
｢……えーと、何故僕の名前を知っているんですか？｣
｢あ、本人なんだ。びっくりしたわ｣
｢はい。僕はアズール･アーシェングロットです｣
｢はぇ〜……で、なんでうちの鏡に映ってんの？不法侵入？｣
｢それは後で説明します。まずは、あなたのお名前と、どうして僕の名前を知っているのかお伺いしたいのですが……｣
｢あ、おけ。えーと、私は福田A。君は異世界に繋がってて、私の世界では君が｢ゲームの登場人物｣だから知ってる。ついでに、私が一番好きなキャラが君なんだよ｣
｢成程……？有難う御座います。……えーと、福田さん｣
｢ファミリーネーム呼びなんだ。良いけどさ｣
｢ファーストネームではないんですか？｣
｢うん。私の国では、ファーストネームは後に来るの｣
｢……ふむ……では、Aさん｣
｢はいはい｣
｢そのゲームって、見せて貰えますか？｣
｢あぁ、はい｣
見せられたスマートフォンの画面には、｢ツイステッドワンダーランド｣と書かれたタイトル画面があった。
｢……本当ですね｣
｢ホームは君に設定してるよ、あずにゃん｣
｢け〇おんと一緒にしないでください｣
｢あ、知ってるんだ｣
｢……イデアさんが見せてきたので｣
｢私、履修してないんだけどね｣
｢おいこら｣
｢ごめんって｣
｢まぁ、いいでしょう｣
｢で、私からの質問｣
｢はい｣
｢なんで君は私の部屋の鏡に映ってるの？顔が良いなぁ｣
｢非常に不本意ながら、あなたが｢運命の人｣だからでは？｣
｢不本意って言われたぁ。あと訳わかんねぇ｣
｢フロイドを思い出す喋り方しますね、あなた｣
｢あ、ほんと？笑い方はジェイドなんだよ｣
｢ほう？ではどうぞ｣
向き合ったまま、手を差し出しては促すアズール。
｢ふふ｣
口元に手を当て、眉を下げつつ眉間に皺を寄せて笑う姿は、正に慇懃無礼なウツボの笑い方そのままであった。
まぁ、顔の作りに違いはあるが。
｢……思い出したのでムカつきました。慰謝料を請求します｣
｢理不尽ここに極まれりだなぁ｣
｢冗談はさて置き｣
｢冗談だったんだ？｣
｢本気のが良かったですか？｣
｢冗談で良いです｣
｢では話を戻しますよ｣
｢はいはい｣
｢ありがちと言えばありがちですが……運命の人と会えるおまじないを試した結果ですね｣
｢あー、そういう事ね｣
｢納得が早すぎやしませんか？｣
｢適応能力には自信があるよ｣
｢人に流される才能はピカイチですね｣
｢京都人みたいな嫌味だなぁ｣
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とある誰かの作品倉庫(プロフ) - 真理さん» 誕生花はロマンですよ……何やら残酷描写のある漫画があるみたいですね。花言葉も「自信 」とありますし、何やら思惑のある花とも思えるような思えないような……コメントありがとうございます！ (2021年7月10日 0時) (
レス) id: ba04661380 (このIDを非表示/違反報告)
真理(プロフ) - この作品で誕生花の話が出てきた時思わず自分の誕生花を調べちゃうんですよね、ちなみに誕生花はミスミソウでした。ミスミソウって言われるとマンガを思い出しちゃうんですけどね…… (2021年7月10日 0時) (レス) id: 155b63405e (このIDを非表示/違反報告)
とある誰かの作品倉庫(プロフ) - 真理さん» ありがとうございます！シリーズがやけに長いので、休み休み読んで頂けると幸いです(笑) (2021年2月9日 0時) (レス) id: ba04661380 (このIDを非表示/違反報告)
真理(プロフ) - 不思議と中毒性がある小説ですね…こういうのをかけるように頑張んないと… (2021年2月8日 22時) (レス) id: 155b63405e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ( ﾟ∀ﾟ):∵ｸﾞﾊｯ!!(ゆいは推し組((アズール、イデア))によって10000ダメージを受けた) (2020年11月28日 1時) (レス) id: 74f12133a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とある誰かの作品倉庫 | 作成日時：2020年11月23日 1時
