誕生花に例えて ページ11
｢Aさん｣
｢はいはい｣
｢あなたの誕生日って、いつでしたっけ？｣
｢ん？9月17日｣
｢…………あぁ、成程｣
｢何？｣
｢いえ。誕生花を調べてまして｣
｢意外にロマンチスト？｣
｢男は皆、どこかロマンチストな面を持っているものですよ｣
｢アズは割と女々しいと思うけどなぁ｣
｢うるさいクズ男｣
｢クズ男の女性代表なんで｣
｢クソっ……｣
｢ちなみに、アズはいつだっけ？｣
｢……アマリリスです｣
｢おい。遠回しだな｣
｢検索しろ｣
｢素直じゃないんだから……2月24日でしょ｣
｢……意外に早く辿り着きましたね｣
｢ゲームのプロフ画面見た｣
｢それズルくないですか？｣
｢アズがゲームキャラなのが悪い｣
｢あなたも何かのキャラクターになれば良いのに……｣
｢需要無いから無理だな｣
｢ありますよ｣
｢どこに？｣
｢ここに｣
｢じゃあ、アズにしかないから金にならん。お話終了｣
｢何を言いますか。割とラジオの人気もうなぎ登りですよ？｣
｢男子校だからだろ｣
｢それもありますけどね｣
｢でしょ？｣
｢……話は戻るんですけど｣
｢はいはい？｣
｢……あなたって、白エリカの化身みたいな人ですね｣
｢どういう意味？｣
｢孤独な博愛主義者って事です。やーい、ぼっち｣
｢あー……それはね、割と昔から自分で思ってた｣
｢ほう？……僕の事は裏切らないでくださいよ｣
｢契約が怖くて出来んわ｣
｢それなら結構です｣
｢……君は、アマリリスがよく似合うよね｣
｢でしょう？｣
｢うん。口数は多い癖に、他人に本心は見せない内気。でも、誇りは人一倍って感じが、正にそれ｣
｢…………どーも｣
｢あれ？照れてる？｣
｢そりゃあ、まぁ……愛しい人から自分を見てもらえて、照れない訳が無い｣
｢……うん。やっぱ、アズって綺麗だよね｣
｢急に口説くな｣
｢何でさ｣
｢それは僕の役目だからです｣
｢プライドたっか！｣
｢Aさんに言われたくありません｣
｢さり気なく出来ないうちは、私には勝てないよ｣
｢絶対に！いつかあなたを赤面させてやる！｣
｢やり返してやるよ｣
｢クソっ、声が良いな……｣
｢この声、好きなんだろ？｣
｢声だけでは無いですよ｣
｢顔も好きだろ？｣
｢……Aさんの性格も好きですよ｣
｢おう、有難う｣
｢悔しい程に手馴れてますね｣
｢まぁ……配信主だからね｣
｢演技でも少しは──……いや、虚しいだけですね。ノーカンで｣
｢それがいいよ｣
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とある誰かの作品倉庫(プロフ) - 真理さん» 誕生花はロマンですよ……何やら残酷描写のある漫画があるみたいですね。花言葉も「自信 」とありますし、何やら思惑のある花とも思えるような思えないような……コメントありがとうございます！ (2021年7月10日 0時) (
レス) id: ba04661380 (このIDを非表示/違反報告)
真理(プロフ) - この作品で誕生花の話が出てきた時思わず自分の誕生花を調べちゃうんですよね、ちなみに誕生花はミスミソウでした。ミスミソウって言われるとマンガを思い出しちゃうんですけどね…… (2021年7月10日 0時) (レス) id: 155b63405e (このIDを非表示/違反報告)
とある誰かの作品倉庫(プロフ) - 真理さん» ありがとうございます！シリーズがやけに長いので、休み休み読んで頂けると幸いです(笑) (2021年2月9日 0時) (レス) id: ba04661380 (このIDを非表示/違反報告)
真理(プロフ) - 不思議と中毒性がある小説ですね…こういうのをかけるように頑張んないと… (2021年2月8日 22時) (レス) id: 155b63405e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ( ﾟ∀ﾟ):∵ｸﾞﾊｯ!!(ゆいは推し組((アズール、イデア))によって10000ダメージを受けた) (2020年11月28日 1時) (レス) id: 74f12133a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とある誰かの作品倉庫 | 作成日時：2020年11月23日 1時
