また、平和なあの頃のように【刀剣乱舞】【黒子のバスケ】 (ページ5)

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『それは、私がその本丸の初代審神者だからです。』

「・・・初代？」

『初期刀は山姥切国広。初鍛刀は薬研藤四郎。審神者名は真名を使っていました。
検非違使に襲撃され、戦線は崩壊。
私は霊力を暴発させて検非違使を消しました。』

「・・・本当に、初代様なのですね。
今までの無礼な言動の数々、申し訳ありませんでした。」

『構いません。それより、本丸の状況は？』

男性役人は口をつぐみ
間を開けてから、重々しく口を開いた

「そ、それが・・・今、貴女様の本丸は

ブラック本丸となっているのです。」

『！？どういう事ですか！』

男性役人は必死に事情を説明してきた

なんでも、私の後に本丸の審神者になった者が
ブラック本丸化させたらしい

刀剣達が全種集まっているからか、破壊はされてはいないとのこと

二代目は男だったらしい
男であるが故に夜伽こそ無かったものの暴力が多かったそうだ

そして今現在の審神者、三代目
三代目は女
女と聞いた時点で嫌な予感があったが、やはり予感は当たってしまって

夜伽がある

そう聞いて吐き気がした

強制的な夜伽だなんて、本当にふざけている

彼等は刀の付喪神だ
だがしかし、人の形を取り顕現している時点で人と同じ感情を、彼等も持っている

ストレス発散や性処理の道具にされる筋合い等欠片も無いのに

私は両手の拳を固く握り締める

「あの・・・審神者就任はいつからに・・・？」

『明日からでお願いします。』

「「「あ、明日から！？」」」

校長、母、男性役人が同時に声をあらげる

『当たり前でしょうが、刀剣達を助ける為には迅速に動くべきなんですよ？逆に何故、ブラック本丸になるまで放って置いたのか、政府には文句を言いたいですね。』

一息で言ってやった
男性役人の顔は青くなる

「も、申し訳ありません！
何度か偵察には行ったのですが、霊力や言霊で誤魔化されていたようでして・・・」

『今更過ぎた事を謝罪されても困ります。
明日の朝、自宅の前でお待ちしておりますので。』

絶対に助け出してやる