派手髪さんは聞き込み担当 ページ34
顔色悪く視線を彷徨わせている集団に伊沢はﾆﾔﾘと笑みを浮かべて
izw「あれこうちゃん怖いの？」
ko「べ、べべ別にぃ？」
fkr「噛みすぎ」
kwm「山本達も苦手なんだね」
ymm「めちゃくちゃ苦手という訳では無いですけど、」
hys「得意では無いですね」
ymg「同じく」
そんな４人に面白い玩具を見つけたと言わんばかりにいい笑顔を浮かべる河村＆伊沢。その横で福良は「あ〜ぁ、」と苦笑いを浮かべていたが止める気は無い様だ。詳しい内容は今の多忙スケジュールが終わってから、と言う事で話は終わったが視線をパソコンに戻した川上は
kwk「(多分演者は確定やろな)」
なんて内心ゴチながらドンマイ、と視線をこうちゃんに向けてから作業を再開させた。それから１週間後溜まっていた仕事は全て片付き、労わりもかねて参加できるメンバーを集めて居酒屋で夕食を食べていた時に隣に座ってきた河村さんに視線を向けるとアルコールでほんのり染まった頬のまま
kwm「この前の伊沢の企画なんだけどさ」
kwk「、あぁアレすか」
kwm「彼女に怪談依頼しようか、って伊沢と話してたんだけど」
思いもよらぬところで出現した教授に川上はパチクリと目を瞬かせた。その様子にｶﾗｶﾗと笑った河村は乾いた喉を手に持っていた酒で潤した後
kwm「それで言峰さんが怖い話苦手だったら可哀そうだろ？」
kwk「・・・それを探ってこい、と言う事すか？」
kwm「正解」
目を細めて笑う目の前の彼に「自分で聞いたらいいのに」と内心思っていると声に出した訳でもないのに
kwm「言峰さん僕とか伊沢から言われると二つ返事だから」
kwk「確かに」
伊沢さんや河村さんに限った事では無いが彼女はうちのメンバーからの頼みに弱い。この前のコスプレは例外にしても基本断る事はほとんど無いので当たり障りない会話の中で探ってきて欲しいという事
彼女の作品の中でそれなりにグロッキーなシーンや描写があるのでそういうものに関しての抵抗は無いと思うがアレはちゃんと組み立てられた仮説の中で起こった事なので心霊現象と同じとは言いずらい
「ん〜？」と首を捻る川上に福良がｸｽｸｽと笑いながら正面に座り
fkr「駄目だったらボツにするから」
kwk「まぁ、やってみます」
過度な期待はないと分かり頷いた。別のテーブルで伊沢さん達がこうちゃんで遊んでいる声が聞こえソレをBGMに三人でゆっくりと酒を飲み交わした
後日、彼女にそれとなく聞いてみると「？別に何とも」との事なので依頼したのであった
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伊予葉(プロフ) - 初めまして。 主様の書く文章が大好きで、主様に語彙力に毎話脱帽しています！ お忙しいとは思いますが、続き楽しみにしています…！ (2023年2月5日 14時) (
レス) @page47 id: 9e66b54d9b (このIDを非表示/違反報告)
ファン - こんにちは！更新とても楽しみにしています！ (2022年6月18日 17時) (レス) @page43 id: 50518e3137 (このIDを非表示/違反報告)
クオリア(プロフ) - まゆきさん» 作品の内容までは考えなかったんですけど日常の中にある非日常を知覚した時が一番怖いと思ってるんできっとふとした時に思い出してしまうようなお話だったんだと思いますｗ読み聞かせは表現力が大事なのできっと黒幕さん頑張りました (2022年2月17日 22時) (レス) id: dafdcd86e4 (このIDを非表示/違反報告)
まゆき(プロフ) - izwさんにもう二度と書かせないと言わせるほどの作品…読んでみたくなるなぁ… (2022年2月17日 7時) (レス) @page35 id: aca3a82b8e (このIDを非表示/違反報告)
クオリア(プロフ) - クリさん» コメントありがとうございます！最後まで頑張ります！ (2022年2月12日 19時) (レス) id: dafdcd86e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クオリア | 作成日時：2022年1月30日 23時
