51話 ページ2
「あん?テメーなんでここいんだよ?」
「あ?テメーこそなんでここにいんだ?」
最悪の組み合わせ。長く大きく息をついて上を見れば、4人がベランダに出ていた。
「やべぇぞやべぇぞ」
「マイキーくん来ちゃった!」
「最悪のタイミングじゃん」
「一触即発」
「「「「間のAは強く生きろ」」」」
死なせてくれ。
「オレはAっちのお見舞いだよ」
「オレもそうだよ」
ガン飛ばしながら睨み合う二人。私は心の中でスイカゴチでした〜と言うと、家の中に入ろうとしたが、ドラケンに腕を掴まれて行動を封じられる。
「「「「ご愁傷さま」」」」
助けろよ、男だろ!!アッくんに関しては、NO.1じゃん!タクヤは幼なじみでしょ!!?
「は?渾名はオレのダチだし、オレの物になる予定だから、オマエ関係ねえじゃん。なぁ?渾名」
「へ?えっと……」
初耳なんですけど。つか、お二人さん、2階からの視線に気づいてる?アッくんとタクヤが人殺せそうなほどの眼力で睨んでますよ??私、あんな激おこの二人見たことな〜い♡何したんだよ2人とも!!
「あ?何言ってんの?オレのダチだよなぁ!?渾名」
「あぅ……えっと」
「つか、人のこと物とか言うなや」
はい、せいろーん。でもさ、さりげなく私を真ん中に置いてさ?板挟みにして喧嘩するのやめてくんない?近づきたくないならお互い散れよッ!!
「どけよデクノボー。通れねぇよ」
「あ?お前がどけよ、チビ」
今にも喧嘩が始まりそうな空気。いやいや、ここ、私の家!!!
「うるさいよ、2人とも!!喧嘩なら他所でやれよ、めーわくの極みじゃボケェ!喧嘩するほど仲良いんだから、握手して仲直りのハグとキスしてとっととおねんねしろよー!!」
……ハッ!ついノリで煽ったけど、この2人怒らしたら、私死ぬんじゃ……?
「あいつ、止めに入ったぞ」
「どっちかと言うと煽ってね?」
「死にてえのか?」
「せっかく助かったのに……」
だが、私がやってしまったという表情をしたことに気づいたのだろう。4人は私に向かって叫んだ。
「「「「Aー!!戻ってこーい!!死ぬぞ!!」」」」
ごめん、今、めっちゃ痛感してるよ。
「「あァ!?」」
キレた2人が私を睨む。あはは、今日はいいお天気ですね!!
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←50話
81人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千 - 夢主の性格で、緊迫したシーンでも思わず吹き出してしまうところが大好きです。オチとかもあるのでしょうか?早く続きが読みたいです。 (2022年9月13日 22時) (レス) id: db786199f7 (このIDを非表示/違反報告)
せい - ヤバいチョー面白い!ノリで出てる分全部読んじゃったよ…応援してます!更新頑張って下さい! (2022年8月5日 15時) (レス) @page2 id: 9a69f5e0d3 (このIDを非表示/違反報告)
千 - 更新がとても待ち遠しいです。 (2022年7月20日 2時) (レス) @page2 id: db786199f7 (このIDを非表示/違反報告)
フユフユ - ハッピイエンドになって欲しい (2022年7月9日 9時) (レス) @page2 id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Qoo01411/
作成日時:2022年7月7日 16時