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you side
何も言わない、沈黙の時間が流れる。
背には開いたクローゼット、前には何を思っているのかわからないゾムさん。
zm「お前、ここでなにしてん。」
『え……特に何も。』
zm「…シャオロンの部屋探ってもいい情報なんかないで。監視室行けや。そしたら俺がお前殺せるわ。」
まるで噛み合わない会話。
綺麗な緑色の目が、僕を見つめると、まるで蛇に睨まれた蛙のように体が硬直する。
『…僕は、情報を盗もうとした訳では…』
zm「ない、って言いたいんか？…悪いけどそんなん信じるやつはこの軍におらんわ。」
吐き捨てるように言ったゾムさんの言葉に、思わず寒気がする。
zm「……はよ出てったほうが身のためやで。」
僕に背中を向け、力任せに扉を開けて出ていくゾムさん。
クローゼットから出て、すこしの間ぼーっとつったっていた。
ここから出ていけ、って言われてもどこにも行くあてなんかない。
こっちの都合も知らずに自分の意見を押し付けてくるなんて信じられない。
僕、ゾムさんと仲良くなれない。てか、なりたくないな。
今はもう居ないゾムさんに憤りを感じ、なんだか気分が落ち込んでくる。
そういえば、ここは国と国が戦うところだと、エミさんに教わった。
…ゾムさんもやっぱり人を殺したことあるのだろうか。
一瞬だけ、返り血だらけのゾムさんの姿が脳内に浮かんだ。
あの鋭い瞳でこちらを見つめていて、今にも僕をナイフで切りつけて来そうな雰囲気に、想像でありながらも恐怖を覚えた。
しばらくすると、トントンさんが部屋に来て、コネシマさんの容態と今夜の就寝場所について説明をされた。
コネシマさんは、今は症状が落ち着いており、医務室で眠っているとのこと。
そして、僕の部屋はまだ用意できていないため、医務室にあるベッドで寝るらしい。
すまんな、と眉を下げて言うトントンは、さっきのゾムさんとは間逆だった。
僕が明日起きたときにコネシマさん居たら気まずそうだな…
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ブラウン(プロフ) - 雨天時さん» コメントありがとうございます！若干スランプで更新頻度遅いですが、頑張ります！！ (2021年3月23日 21時) (
レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
雨天時 - え、待って神作じゃないっすか (2021年3月22日 22時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - らいらいさん» コメントありがとうございます！！私も更新がんばるんるんです。 (2021年3月9日 20時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
らいらい - えっ…好き。続きが気になりまくるんるんです！更新楽しみにしてます！でも体調にはおきおつけて、 (2021年3月9日 19時) (レス) id: f6115359b4 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - まんぼーごりらさん» 嬉しいです！更新頑張るどー！！ (2020年12月23日 15時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
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