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you side
kn「…ゴホッ…は…っ」
目を覚ましたコネシマは、まだ苦しそうで、目の焦点が合っていないような状態だった。
ht「コネシマ!!」
やっと食堂から出てきたひとらんさんが、コネシマさんを見て焦った様子で走ってきた。
あとからやって来た大先生も加わって、二人でコネシマを支えながら医務室に向かった。
廊下には見える限り誰もいない状態だ。
sya「…ロウ、なにしたん?」
コネシマさんたちが行った方向を向きながら、目だけをこちらに向けて言った。
『…分からない。』
そんなの僕が聞きたい。一体さっき起こったことはなんだったのか。
sya「…俺の部屋で話そか。」
向いていた方向と逆に歩き出したシャオロンに、頷きながらついていく。
歩いている間はずっと黙っていて、シャオロンの気持ちは全く読み取れなかった。
しばらく歩くと、シャオロンが一つの部屋の前で立ち止まった。
sya「ここやで。」
部屋に入ると、シャオロンに椅子に座るよう促され、近くのソファに腰かける。
sya「ロウ、お前ほんまに何も知らんのか?」
その問いにこくりと頷けば、途端に何故か頭をぐしゃぐしゃに撫でられる。
sya「すごいやん!!やって、ロウが触った瞬間にバーって光って、そしたらシッマが目ぇ覚まして!!」
よくわからないが、とりあえず怒られる気配はなさそうだ。
ホッと安心していると、シャオロンが目をキラキラとさせて口を開く。
sya「ロウ、実はすごいやつなんやないんか?!」
そんなことはない、そう真顔で返したかった。
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ブラウン(プロフ) - 雨天時さん» コメントありがとうございます!若干スランプで更新頻度遅いですが、頑張ります!! (2021年3月23日 21時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
雨天時 - え、待って神作じゃないっすか (2021年3月22日 22時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - らいらいさん» コメントありがとうございます!!私も更新がんばるんるんです。 (2021年3月9日 20時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
らいらい - えっ…好き。続きが気になりまくるんるんです!更新楽しみにしてます!でも体調にはおきおつけて、 (2021年3月9日 19時) (レス) id: f6115359b4 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - まんぼーごりらさん» 嬉しいです!更新頑張るどー!! (2020年12月23日 15時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
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