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A side
木々が生い茂る森には、木のせいで太陽の光はあまり届かなかった。そのせいか人は来ない。
ここは、日光と人間が好きではない僕にとってはとても居心地のよい場所だった。
お腹も空いたので、お昼ご飯を探して森の中を歩き回る。食べてはいけない植物や、触ってはいけないものは全て友達から教えてもらったので平気だ。
機嫌よく鼻歌を歌いながら探していると、背中にものすごい衝撃が走る。
振り向かずとも、何かはわかった。
『…っ…！フェリア！何するのさ！』
僕の唯一の友達。フェリアだ。ちなみに、名前を考えたのは僕。
得意気に僕の上に乗る虎。そう、僕の唯一の友達は、この森で出会った虎だった。
僕が小さい頃、親に見捨てられ、皆からは指を差され、耐えられなくなってこの森に来たことがあった。ボロボロとこぼれ落ちる涙を拭いながら歩いていた時に出会ったのがフェリアだった。
もちろん、僕は虎になんか会ったこともないし、ましてや犬以上の大きな動物を見たことがなかったので、それはそれは驚いた。
だけど、その虎は襲って来ることもなく、僕の顔を舐めた。大きくてざらざらした舌は、久しぶりに感じた暖かさで、なぜか安心した。
その日から僕は毎日のようにこの森へ通った。やがて僕はその虎を“フェリア”と名付け、唯一の友達として心を開いていった。
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ブラウン(プロフ) - 雨天時さん» コメントありがとうございます！若干スランプで更新頻度遅いですが、頑張ります！！ (2021年3月23日 21時) (
レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
雨天時 - え、待って神作じゃないっすか (2021年3月22日 22時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - らいらいさん» コメントありがとうございます！！私も更新がんばるんるんです。 (2021年3月9日 20時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
らいらい - えっ…好き。続きが気になりまくるんるんです！更新楽しみにしてます！でも体調にはおきおつけて、 (2021年3月9日 19時) (レス) id: f6115359b4 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - まんぼーごりらさん» 嬉しいです！更新頑張るどー！！ (2020年12月23日 15時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
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