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you side
やがて、僕の心情を察したのか、トントンは銃をしまった。
tn「ロウは、狙撃0点ってことでええんか？」
まず手にも持てないんだから当たり前だろう。
『うん。そうだろうね。』
少し怒り気味で言うと、トントンに「まぁまぁ」となだめられた。
tn「んじゃ、もうここには用はないわ。ロウに少しはここのこと知ってもらわんといかんから、“教授”のとこ行こか。」
そう言って出て行こうとするトントンについていくと、遠くで訓練をしていた緑のパーカーを着ている人と目が合ってしまった。
とっさにそらしたが、また、冷たい目で見られた気がした。
『さっき居た人達の名前って何なん？』
部屋を出た後、背の高いトントンに背伸びをしながら聞く。
tn「まだ言ってへんかったっけ？金髪がコネシマで、緑のパーカー着とるんがゾムっていうんや。今は無理やと思うけど、仲良くしたってな。」
こくりとうなずいて、考える。
次会った時に名前で呼んだら怪しまれるだろうか。でも、名前で呼んだ方が親しくなれた感じでいいと思うんだけど。
色々考えていると、いつの間にか目的地に着いたようだ。
今度は意外と近かった。
その部屋は、比較的年季の入った扉で、中にはたくさんの本が並んでいた。
tn「エミさーん！」
広い部屋で、トントンが叫ぶと「はーい！」と一つの返事が返ってきた。
本棚の間から顔を出したのは、茶髪で紅茶のカップを持った男性だった。
？「あ、その子って、インカムで連絡が来た子ですか？」
床に散らばっている本の隙間に足を入れ、歩いてくるエミさん？
tn「そうや。一応グルさんがロウって名前付けたんや。無いと不便やろ？」
なるほど、と顎に手を当ててうなずくエミさんは、どこか先生のような感じだ。
tn「それでな、こいつ銃とか軍とか知らんらしいから、エミさん教えてやってくれんか？」
僕はこの人に軍とかを教わるのだろうか。
てか、断られたら地味に嫌なんだけど。
ドキドキしながら結果を見守る。
？「全然ええですよ！軍を知らないって一体どれだけ平和な国に居たんでしょうか。じゃああっちの部屋でお勉強しましょうか。」
手招きして歩き出すエミさんとは逆方向にトントンが歩いてくる。
tn「じゃあ俺用があるから抜けるな。勉強頑張れよ。」
ポン、と肩を叩かれ、部屋を出ていくトントン。
僕はエミさんを待たせては行けないと思い、急いで奥の部屋へと進んだ。
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ブラウン(プロフ) - 雨天時さん» コメントありがとうございます！若干スランプで更新頻度遅いですが、頑張ります！！ (2021年3月23日 21時) (
レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
雨天時 - え、待って神作じゃないっすか (2021年3月22日 22時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - らいらいさん» コメントありがとうございます！！私も更新がんばるんるんです。 (2021年3月9日 20時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
らいらい - えっ…好き。続きが気になりまくるんるんです！更新楽しみにしてます！でも体調にはおきおつけて、 (2021年3月9日 19時) (レス) id: f6115359b4 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - まんぼーごりらさん» 嬉しいです！更新頑張るどー！！ (2020年12月23日 15時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
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