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you side
ここにいる人達は、とても優しい。
恐らく一番位の高い、グルッペンさんも、どこの誰かもわからない僕をここに置いてくれた。
オスマンさんは普通に優しいし、いい人だ。
そして、グルッペンさんに名前をつけてもらった。
僕の着ているローブから取ってロウらしい。
かっこいい名前だしグルッペンさんに付けてもらった名前なので、とても嬉しかった。
喜んでいたのもつかの間、今僕はトントンさんと廊下を歩いている。無言で。
どこに向かっているかは、単語が難しくてよくわからなかったが、今から行く場所には僕を助けてくれた人がいるらしい。
問題は、トントンさんとの会話が続かないことだ。
さっきから何を話せば良いのかわからないし、背が高いせいなのか、迫力があって話しかけにくい。
tn「なぁ、あんさん。」
いきなり前を歩いていたトントンさんが止まり、僕も急停止する。
tn「…ふ…っ…！」
と思ったら、こちらを見た瞳が細められ、トントンさんの笑い声が廊下に響く。
『…トントンさん…？』
不思議に思い声をかけると、「すまんすまん」と言う声が返ってくる。
tn「ロウ、緊張しとるんやろ。さっきから顔固まっとるし、動きがぎこちないで。」
にこにこ、いやにやにやとした笑みを浮かべ、こちらを見つめるトントンさん。
『…それ、煽ってるんですか？僕の緊張した姿がそんなに面白いですか？』
その顔になんだかイラッとした僕は、少し早口で疑問をぶつけた。
tn「いやいや、そんなつもりはあらへんよ。
まぁ、そんな緊張せぇへんでもそこまで怖いやつはここにはおらんから安心しとってな。
あと、トントンさんじゃ長いやろ。トントンでええで。な、ロウ」
ニカッと笑った顔を見て、トントンのイケメンっぷりを痛感する。
『お、おん。そうさせてもらうわ。』
結構グイグイと来たので戸惑ったが、なかなか嬉しかった。
そこからは会話が弾み、あっという間に目的地であろう場所につく。
tn「…よし、ついたで。ここが＜訓練室＞や。」
中に入ると、結構たくさんの人が居て、弓や剣、あと、黒い何かを持っている人もいる。
興味深いものが多かったので、色々観察していると、二人の男が近づいてくる。
緑のパーカーを着た人と、金髪で目立つ服を着た人だ。
？「…………」
？「…お前、誰や。」
前言撤回、ここには怖い人もいるようですよ、トントン。
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ブラウン(プロフ) - 雨天時さん» コメントありがとうございます！若干スランプで更新頻度遅いですが、頑張ります！！ (2021年3月23日 21時) (
レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
雨天時 - え、待って神作じゃないっすか (2021年3月22日 22時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - らいらいさん» コメントありがとうございます！！私も更新がんばるんるんです。 (2021年3月9日 20時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
らいらい - えっ…好き。続きが気になりまくるんるんです！更新楽しみにしてます！でも体調にはおきおつけて、 (2021年3月9日 19時) (レス) id: f6115359b4 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - まんぼーごりらさん» 嬉しいです！更新頑張るどー！！ (2020年12月23日 15時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
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