非現実的なあれ【tn】 1 ページ8
you side
いつもと変わらない朝が来た。
いつも通りの時間に起き、いつも通り……ん！？
なにかがちがうぞ
まず僕の部屋にはこんなにたくさん書類は無いし家具も地味に違う気がする。
…ていうか目線も違う気が。
それに気づいた僕は、急いで洗面所に向かう。
いつもより何故か視界がぼやけて見にくかったが、鏡に写っていたのはどこからどう見てもトントンだった。
tn「……」
人は本当に驚いたときは声すら出ない、と聞いたことがある。
その通りだった。
tn「……は？」
ようやく声が出せたのは鏡を見て数分たったとき。
声は、間違いなくトントンのものだ。
ペタペタと顔を触ったり、手を動かしたりしてみる。
…鏡の中にいるトントンも、同じ動きをする。
tn「…寝よう…」
こんなことはあり得るはずがないと思った僕は、再び最初にいたベッドに戻り、眠りにつこうとした。
瞬間、枕元に置いてあったインカムがけたたましく鳴りだした。
ほぼ反射的に出ると、耳から聞こえてきたのは信じられない声だった。
『A？Aやろ！？なあ、これなんなんや！』
僕の声だ……
多分中身はトントンだろう。
ここまで来ると信じるしか無い。
ものすごく信じがたいが、鏡に写った姿と、インカムから聞こえてきた声で信じるしかしかなかった。
tn「………トントン。僕ら、入れ替わっちゃったみたい…」
『入れ替わったぁ！？』
tn「取り合えず合流しない？そのほうが良いと思うんだけど…」
そう言うと、じゃあワイがAのとこ行くわ、と自分の声が返ってくる。
なんだか不思議な感覚。
トントンのクローゼットらしきものを開け、適当に服を着替える。
トントンの体はなるべく見ないようにして着替えた。だって僕だって自分の体見られたら嫌だし…
近くにあったトントンの眼鏡をかけてみると、視界が一気に見やすくなった。
なんか目の悪い人の苦労がわかった気がする。
そんなことをしていると、コンコン、と扉がノックされた。
『A？俺やけど…』
tn「あ、どうぞー！」
トントンの部屋なんだから勝手に入ってきて良いのに。
『なあ、これなんなん？』
僕の声と顔で不安そうに項垂れるトントン。
その声に訛りを加えられたらもはや誰かわからない。
tn「わからない。…とりあえず皆に相談しに行かない？」
そう言って首をかしげると、何故かトントン(体はA)に渋い顔をされた。
『お願いやからその顔で首かしげんとって！！』
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らとるだお() - すごい楽しそう…(*⁰▿⁰*) (2022年5月12日 22時) (
レス) @page16 id: f62a5d0896 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - うさぎ飼いさん» 続き遅くなっていてすみません。喜んでいただきこちらも嬉しい限りです。気長に待っていただけると嬉しいです。 (2021年10月23日 19時) (レス) id: 9985fb30c0 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ飼い - ブラウンさん» コメントしそびれてました！！書いてくださってありがとうございます！！続きが楽しみです！本当にありがとうございました。 (2021年10月23日 18時) (レス) id: c911287e90 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - うさぎ飼いさん» リクエストありがとうございます！了解しました！ご希望のメンバーなどいましたら追加でコメントください。なければ返信は大丈夫です。一週間以内には出せると思います！ (2021年10月3日 14時) (レス) id: 9985fb30c0 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ飼い - リクエスト失礼します！！メンバーに魔法を披露する話って出来ますか？水とか出したりして「すげー！」みたいな…本編と番外編、どっちも好きなのでリクエストさせていただきました。失礼しました！ (2021年10月3日 14時) (レス) @page13 id: c911287e90 (このIDを非表示/違反報告)
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