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zm sid


階段をドラフの後に続いて降りていくと、薄暗い地下室についた。

暗い部屋の中、目を凝らしていると
隣にいたコネシマが、目を見開いて、驚いていた。

zm「...?どしたんや、シッマ。」

なるべくあいつに聞こえない様に小声で聞いてみると、

kn「あれ、見てみ」

と、同じ様なボソリとした声で返された。
言われた通りに見てみると、

地下室の端にあった檻に、灰色の瞳と薄汚れた灰色の髪をした5、6歳の少年がいた。

そこまでは、あまり珍しい光景ではないはず。

コネシマが驚いていたのは、


ピンと立った狼のような耳、ふさふさして、床に垂れている尻尾だろう。

思わず、もっていたナイフを落としそうになった。

dor「驚いたか?そうだろうな!狼と人間の血がまざった化け物なのだから!」

気味の悪い笑みを浮かべるドラフ。

dor「元々高い身体能力に、更にこの我が国特製の身体強化薬を入れれば、史上最強兵士の誕生だ!」


kn「ふーん。そんなんに俺らが負けるとでも?」

dor「ああ。なんたって史上最強なんだからな!」


zm「なわけないやろ。阿呆」

ナイフを持って走り出すゾム。

俺らが来るのわかっとってまだ薬打ってないとか。アホすぎやろ。

dor「な、卑怯だぞ!」


zm「戦争に卑怯もクソもあるか。」

一瞬で紅い花が咲いた。



返り血がパーカーにべったりついたゾムが、こいつどうする、とでも言いたげに檻を指指した。


檻の中の子供は、こちらを睨んで、『グルル…』と、獣独特の唸り声を出していた。

kn「とりあえず、グルッペンに聞いた方がええやろ。」

「せやな。」と言ったゾムは、すぐにインカムをいじり出した。



しばらくすると、
zm「絶対連れて帰れ、ってさ」

kn「じゃあ、連れて帰るか。」


グルッペンの性格から返答を予想していた俺は、素早く、唸っていた子供を気絶させ、我々国へと急いだ。

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ブラウン(プロフ) - 咲季さん» 面白いなんて…光栄です。こちらこそありがとうございます。誤字、修正致しました!ご報告ありがとうございました! (2020年11月22日 21時) (レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
咲季(プロフ) - 読ませていただきました!面白いですね!ありがとうございます! あと、33話のtnさんの「ごめんけど、」の表記がthになっていると思います。tnだったらすみません! (2020年11月22日 21時) (レス) id: 1dc3f23b70 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - yukirai 0717さん» 面白いと言っていただいて嬉しいです!誤字は直ぐに直させて頂きました。ご報告ありがとうございました! (2020年8月28日 21時) (レス) id: 113dd5edec (このIDを非表示/違反報告)
yukirai 0717 - 続編の方にコメントしなくてごめんなさい。読ませていただきました。とても面白い作品に出会えてとても嬉しいです!  突然なんですが37話のsyaさんの表記がaya「」さんになっております。  違ったら申し訳ございません。 (2020年8月28日 20時) (レス) id: 0736741e4c (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - 赤月奏楽さん» ちなみに、チワワさんはまだ眠っていることになっています。 今後このようなことがないよう、気をつけますが、もしまた変な所がありましたら、ご報告いただけると幸いです。長文になってしまい、すみません。今後ともこの作品を応援頂けると幸いです。 (2020年8月6日 11時) (レス) id: 113dd5edec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ブラウン | 作成日時:2020年7月5日 0時

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