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kn sid
俺は昔、とても仲の良い同じ隊の親友が居た。
そいつはいつも俺と手合わせをするたび負けて、悔しがっていた。
真面目に訓練をするやつで、人柄も良く、幹部からも好かれていた。
おれとも、いつも一緒にいて、楽しかった。
でも、ある戦場で、¨あたりまえ¨はなくなってしまった。
おれが、ミスをしてしまったのがいけなかった。
それは、相手の総統室に二人で突撃した時に起こった。
kn「ふーん！突撃！」
「ちょっ！まって！！」
そんな静止の声も聞かず、俺は総統室に突っ込んでいった。
「来たぞ！捕まえろ！」
中に入って待っていたのは総統だけ、ではなく、おそらくこの国の兵士が、3人ほどいた。
その3人は、俺を見ると、瞬時に突っ込んできて、あっと言う間に俺は捕らえられてしまった。
「シッマ！」
あいつが、俺を助けようと剣を構えると、
「動くな！武器をすてろ！いいのか？仲間が殺されても。」
と言い、俺に剣を突きつける。
あいつは、剣を突きつけられた俺を見て、少し動きが止まった。そして、あいつのいつも使っている、銀色の剣を捨てた。
ーその瞬間ー
「ぐっ！」
「ふはははは！これで終わりだ！」
俺をかばったせいで、俺がミスをしたせいで、あいつが…死んでしまった。
相手の総統によって、首を絞められて死ぬ、と言う最悪の最後だった。
その後のことは、あまり覚えていなか
った。
気がついたら、医務室にいてもう何をしよう、という気力も残っていなかった。
腹も減らんし、訓練もしたくなかった。
そんな俺を心配してか、仲間達は、頻繁に俺のいる医務室を訪れるようになっていた。
「シッマ、はよ元気になってぇな！」
「みんな心配しとるで？飯ぐらいは食べなあかんで。」
「隊長がいないと、みんな元気がありません。早く前みたいに、一緒に訓練しましょうよ！」
俺だけが幸せになっていいのだろうか。
あいつは、俺が殺したようなものなのに。
何をしようにもあいつのことが頭に浮かんできて、そのたびに悩んでしまう。
みんなが心配するから、笑うようにした。
みんなが心配するから、弱音を吐かないようにした。
しだいに、いつもの我々国に戻っている気がした。
ああ、これで良かったんだ。これが正しいんだ。
しだいに、俺はみんなの前で仮面をかぶるようになった。
それは、愛想が良く、弱音を吐かない“コネシマ"の仮面だ。
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ブラウン(プロフ) - 咲季さん» 面白いなんて…光栄です。こちらこそありがとうございます。誤字、修正致しました！ご報告ありがとうございました！ (2020年11月22日 21時) (
レス) id: 64ba169345 (このIDを非表示/違反報告)
咲季(プロフ) - 読ませていただきました！面白いですね！ありがとうございます！ あと、33話のtnさんの｢ごめんけど、｣の表記がthになっていると思います。tnだったらすみません！ (2020年11月22日 21時) (レス) id: 1dc3f23b70 (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - yukirai 0717さん» 面白いと言っていただいて嬉しいです！誤字は直ぐに直させて頂きました。ご報告ありがとうございました！ (2020年8月28日 21時) (レス) id: 113dd5edec (このIDを非表示/違反報告)
yukirai 0717 - 続編の方にコメントしなくてごめんなさい。読ませていただきました。とても面白い作品に出会えてとても嬉しいです！ 突然なんですが37話のsyaさんの表記がaya「」さんになっております。 違ったら申し訳ございません。 (2020年8月28日 20時) (レス) id: 0736741e4c (このIDを非表示/違反報告)
ブラウン(プロフ) - 赤月奏楽さん» ちなみに、チワワさんはまだ眠っていることになっています。 今後このようなことがないよう、気をつけますが、もしまた変な所がありましたら、ご報告いただけると幸いです。長文になってしまい、すみません。今後ともこの作品を応援頂けると幸いです。 (2020年8月6日 11時) (レス) id: 113dd5edec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブラウン | 作成日時：2020年7月5日 0時
