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# ページ10

【実弥side】


Aが診察室に入って何分かすると胡蝶が出てきた。


胡蝶「不死川さん、診察終わりました。

恐らく疲労からの風邪ですね。点滴を打ってしばらく
安静にしておけば大丈夫です。」





昔、蝶屋敷でよくお世話になっていたベットにAは寝ていた。


先程より、顔色はよくなっている。


実弥「よかったァ…。」



ポタ…、ポタ…、と規則正しく落ちる液の音が静かな部屋に響く。



実弥「疲労からの…、」



確かにAに負担をかけすぎていた気がする。
早朝から家事を毎日して、一日働きっぱなしだ。



実弥「なにやってんだァ…、俺ェ…」



自分の嫁の体調も見れないとは。
任務で疲れてAに頼りっぱなしな自分に腹が立ってくる。



実弥「すまねェA…。」



______



______



『…………あ、れ』



目を覚ますとそこは自宅じゃなくて蝶屋敷だった。
左手の甲には針が刺さってる。…点滴。


頭痛はなくなって、体もだいぶ楽になった。

ベットの縁に頭を置いて寝ている実弥さんの頭を撫でる。


サラサラなその髪を触ると、まだ少し濡れていた。



実弥「………ん、A…?」



『実弥さん、』



実弥「もう大丈夫かァ?」



『はい、だいぶ楽になりました。』



「よかったァ」と安心した顔の実弥さん。



『すみません、また迷惑かけて…。』



そう言うと、布団の上に置いていた手を軽く握られる。



実弥「一度も、迷惑とか思ったことねェから。

疲れたりしたときは俺を頼ってくれェ。」



頼む、と少し震えた声で喋る実弥さんに私、大切にされているんだな…と改めて思った。



『はい…。…すみませんでした。』



実弥「俺はァ、Aの笑った顔が好きだ。苦しかったり、痛い思いはして欲しくない。」



そっか、もっと頼っていいんだ…。

もっと、気を抜いてもいいんだ…。



『実弥さん、私実弥さんと結婚式できて本当に嬉しいです。

実弥さんも、私を頼ってください。二人で、一緒に生きていきましょう……。』



実弥「あァ…。」






その日を境に家事を分担することになった。

それだけでも疲れやすさが全く違う。


こんなに素敵な人と出会えて私は幸せです…。




______



リクエストありがとうございました!

なんだか甘くないですよね…、ごめんなさい!!

笑わせろ!kakichii様 リクエスト→←風邪 れもてぃ様 リクエスト



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- 見ていてとても頬が緩くなったし、ニヤニヤしてしまいました!此れからも頑張ってください! (2021年10月17日 14時) (レス) @page26 id: 6b19049b00 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 終わってるですか!? (2020年8月22日 10時) (レス) id: c30d21e2cb (このIDを非表示/違反報告)
かりん - リクで!!(主語が抜けていた……) (2020年8月22日 10時) (レス) id: c30d21e2cb (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 子供がうまれるの短編集つくって欲しいです!! (2020年8月22日 10時) (レス) id: c30d21e2cb (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - すずさん» 返信遅れてすみません!汗 喜んで頂けてよかったです!!リクエストありがとうございました!! (2020年6月16日 18時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2020年5月13日 22時

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