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# ページ2

【Aside】


『あーーー、気持ちいぃー。』


普段の疲れがお湯と一緒に流れていくようだ。
のびのびと脚を伸ばしてだらんとしていると思わず寝てしまいそうになる。





『実弥さーん、お風呂入ってきましたー。』


部屋に戻ると私より先に戻ってきていた実弥さんは床にごろんと寝転がっていた。


実弥「おォー。…どーだったァ?」



『すごく広くて、気持ち良かったです!
体の疲れが取れた気がします!』



実弥「そりゃァよかったな。そろそろ飯だ。」



『はい!』






それから豪華な食事が部屋に運ばれてきて、お腹いっぱいになるまで食べた。



食事を終わらせて、ごろごろしながら実弥さんと話していたが、そろそろいい時間だ。



実弥「…そろそろ寝るかァ。」



『あ、は、はい!』


寝るといっても、何故か布団は一つしかない訳で。
先に布団に入った実弥さん。




実弥「……おいで、A。」



なんて、布団をパフパフと叩きながら呼んでくるので断れるはずもなく、大人しく布団に入る。


結婚はしたものの、寝る時は未だに別々の部屋だから緊張する。


背中を実弥さんに向けて寝ようとすると、



実弥「A、こっち向けェ…。」



『い、嫌です…。』



絶対顔赤いし、変な顔してる…!

ずっと背中を向けたままでいると、A、なんて耳元で囁いて来るから顔を両手で覆ったまま実弥さんの方を向いてしまった。

我ながら実弥さんには甘いと思う。



実弥「…顔、見せろォ。」


ふるふると頭を振ると、実弥さんが片手で私の両手を掴んで顔から離した。



『……っ!』



実弥「…かわい。」



そう言って空いている方の手で私の前髪を上げて額に口付けが降ってきた。


恥ずかしい。恥ずかしいけど、どうしても嬉しさが勝ってしまう。


この気持ちを黙ったままじゃいられない…。



『実弥さん……すきです。』



一瞬驚いたような顔をしたが「…俺もォ。」と言って今度は瞼にちゅ、と柔らかい唇が当たった。



『ふふ、お休みなさい…。』


実弥「あァ。…お休みィ。」



_____


実弥(手出すのはもうちょい先かァ…。)



なんて実弥さんが呟いていたのは私の耳には届いていなかった。



_____



ぺんちゃんさんリクエストありがとうございました!

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- 見ていてとても頬が緩くなったし、ニヤニヤしてしまいました!此れからも頑張ってください! (2021年10月17日 14時) (レス) @page26 id: 6b19049b00 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 終わってるですか!? (2020年8月22日 10時) (レス) id: c30d21e2cb (このIDを非表示/違反報告)
かりん - リクで!!(主語が抜けていた……) (2020年8月22日 10時) (レス) id: c30d21e2cb (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 子供がうまれるの短編集つくって欲しいです!! (2020年8月22日 10時) (レス) id: c30d21e2cb (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - すずさん» 返信遅れてすみません!汗 喜んで頂けてよかったです!!リクエストありがとうございました!! (2020年6月16日 18時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2020年5月13日 22時

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