風柱邸のお手伝いさん。

EPISODE #44 ページ47

《おはぎ#ねずこたんちゅき様 ﾘｸｴｽﾄ》竃門兄弟


【Aside】


『あ、不死川さんこれ美味しいですよ！』


不死川｢よかったなァ。｣



今、不死川さんの鍛錬の休息で甘味処に来てます。



不死川｢やっぱ夜咲のおはぎの方がうめぇ…。｣



とても小さかったけど私の耳にはバッチリ届きましたよ、不死川さん。



｢むー！！｣



ん？ この声は…



『あ、禰豆子ちゃん！』



禰豆子｢むんむん！｣



炭治郎｢こら禰豆子、急に走ったら危ないだろ…って
Aに実弥さん！こんにちは！｣



不死川｢…チッ。｣



『こんにちは！任務の帰り？』



炭治郎｢あぁ、蝶屋敷のカナヲやなほちゃん達にお土産でも買って帰ろうかなって思って！｣



『そうなんだ、お疲れ様。
あ、よかったら一緒に食べる？？』



不死川｢おィ…｣



炭治郎｢いいのか！じゃあ少しだけ失礼するな！
あ、実弥さん！禰豆子を刺したことはまだ許してないんで！｣



禰豆子｢むー！！！｣



両手を上げて不死川さんに むんむん言っている禰豆子ちゃんの頭を撫でてあげると嬉しそうに笑う。

可愛いなぁ。


『あ、炭治郎くん。このあんみつ美味しいよ！』



炭治郎｢ホントか！俺も食べてみよう！｣



『あ、私の少し食べてみる？？』



炭治郎｢いいのか？｣



『うん。美味しかったら蝶屋敷の皆にも買ってあげるといいよ！』



炭治郎｢そうだな！じゃあ一口だけ…、｣



炭治郎くんに一口分のあんみつを掬って口に入れようとしたとき、


その腕を掴まれてあんみつは別の口に入った。



不死川｢ん。…甘ェ。｣


『あ…、』



炭治郎｢あ、禰豆子！！｣



禰豆子｢むーむー！！｣



炭治郎｢こら！待つんだ禰豆子！ ごめんA！
別のところで選ぶことにするよ！

また蝶屋敷で会おうな！それじゃ！！｣



『わ、わかった！バイバイ！』



・


『相変わらず元気ですよね。炭治郎くんも禰豆子ちゃんも。

…そういえば不死川さんそんなに あんみつ食べたかったんですか？？』



不死川｢………別にィ。｣



不死川さん、たまによく分からない行動をとることがある。
どう考えても私にはあんみつを食べたかったとしか思えなかった…。



不死川｢帰るぞォ。｣



『帰ったら鍛錬の続きするんですよね。
おはぎは…、さっき食べてましたよね…。』



不死川｢食う。｣


『え、また食べるんですか？ホントに好きですね。
おはぎ。』



不死川｢…お前のおはぎが好きなんだよォ。｣



ニヤリと笑ってそう言う不死川さん。


胸のドキドキが止まりません。

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