EPISODE #33 ページ35
【不死川side】
あの後、やりすぎたかと思い夜咲の部屋へ行ったがそこには姿がなかった。
不死川「ハッ。知るかァ。」
どうせ煉獄の所にでも行っているんだろう。
俺が知ったこっちゃねェ。
・
暗くなった頃、外から声が聞こえた。
「こんばんはー不死川さんいらっしゃいますかー?」
不死川「なんだァ。胡蝶。」
胡蝶「あ、こんばんは。Aさんが今日は蝶屋敷に来てないので任務に行くついでに包帯を届けに来ました。」
不死川「助かる。」
胡蝶「あら?Aさんがいないなんて珍しいですね。」
不死川「煉獄んとこにでも行ってんだろォ。」
そう言えば胡蝶はこてんと首を傾げた。
胡蝶「先程煉獄さんが来ましたがそれらしき話はしていませんでしたよ。」
は? 煉獄のとこに行ってねぇんだったらどこに行ってんだ?
胡蝶「もしかしてどこにいるかわからないんですか?」
不死川「………実はァ、」
・
・
胡蝶「煉獄さんとAさんが接吻しているのを見てイラついた?」
不死川「………」
胡蝶「やれやれ、それは不死川さんが悪いですね、
Aさんだって女の子ですよ〜。
しかしお相手が煉獄さんとは……。」
「とにかく、」と胡蝶が続ける。
胡蝶「探しに行かなくていいんですか?今頃一人で寂しがっているかもしれませんよ。
私も任務のついでに辺りを探してみます。」
不死川「あァ…。」
フワリと羽織を返した胡蝶はそのまま任務へと向かった。
・
さて、どうしたものか。
探しに行くか、行かないか。
もしかしたら胡蝶の言う通り、一人で寂しがって泣いているかもしてれない。
いや、煉獄が胡蝶に話してないだけで炎柱邸にいるかもしれない。
・
あれこれ考え始めて数十分。
不死川「…はァ。俺ァガキか…。」
こんなことで勝手にイラついて勝手に暴走して、
それは夜咲だって出ていきたくなるだろう。
考えが大人げなかったのか…。
相手は16の子供だ。怖がらせてしまった…。
そして、何よりも夜咲のいない屋敷は寂しくてしょうがない。
探しに行こうと、刀を持ち玄関の扉を開けた所で呆然とする。
不死川「…は?」
冨岡「…夜分にすまない。」
なんで冨岡がいんだァ。
そして、その無表情な冨岡の背中には夜咲がいるというなんとも不思議な光景だった。
______
胡蝶(不死川さんは煉獄さんに嫉妬しているのを自覚してないんですね…。)
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こんぺいとー。(プロフ) - 蒼井とーるさん» とーるさん初めまして!コメントありがとうございます!可愛い不死川さんを提供できてよかったです( *˙˙*)続きも楽しんでください!! (2020年8月14日 16時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
蒼井とーる - はじめまして!蒼井とーるです。とても楽しく読ませていただいてます!不死川さんが可愛い…(´・ω・`) (2020年8月14日 12時) (レス) id: 34a45304c1 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - しおりさん» しおりさんお久しぶりです!!今回も読んでくださりありがとうございます(*´-`*)更新頑張ります! (2020年5月2日 10時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
しおり - お久しぶりです!!やっぱりこんぺいとー。さんがつくっている作品は面白いですね!!これからもがんばってください!!! (2020年5月2日 7時) (レス) id: 46ffa7468c (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - のんきち。さん» あああぁぁ!嬉しいです!!ありがとうございます!更新頑張ります!! (2020年4月9日 9時) (レス) id: b53fca9749 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2020年2月14日 19時