EPISODE #25 ページ26
【不死川side】
煉獄達に囲まれたと思ったら、夜咲はモゾモゾと抜け出してきた。
『し、不死川さん……。』
不死川「夜咲ィ?」
俺の後ろにまわったかと思うとギュと羽織を掴まれる。
『こ、怖いです。』
震える声でそう伝える夜咲になぜか胸がキュッと締め付けられた。
甘露寺「か、可愛いわぁ〜!!!」
不死川「おい胡蝶ォ!なぁにが人との関わりは大事だァ!ビビってんだろ!」
胡蝶「まぁまぁ、落ち着いてください不死川さん。
Aさん。大丈夫ですよ〜。この方達は私と不死川さんのように鬼殺隊で柱として一緒に闘っている仲間です。皆いい人ですよ。」
胡蝶がそう言うと恐る恐る俺の背中から顔を出した。
そうだ。忘れていたが夜咲も15歳だ。
まだまだ子供な一面もあっておかしくは無い。
『す、すみません。大勢の方に囲まれるのは初めてで…。
夜咲Aと申します…。不死川さんのお屋敷で女中として働かせて頂けています。』
声は小さいが、丁寧に自己紹介をしていく。
甘露寺「ごめんなさい!Aちゃん。
あまりにも可愛いから張り切っちゃった!
私は甘露寺蜜璃。よろしくね!」
甘露寺が手を出せば夜咲は俺から離れて握手しに行った。
煉獄「夜咲少女、驚かせてすまなかった。
俺は煉獄杏寿郎だ。よろしく頼む。」
『よろしく、お願いします。』
いや煉獄、普通の声量で喋れんじゃねぇかァ。
・
それから自己紹介が終わり、夜咲もだいぶ慣れたようだ。
不死川「つか、お前いたんかァ。」
冨岡「御館様の屋敷を出た時からずっと一緒にいた。」
伊黒「相変わらず影が薄いやつだ。」
冨岡(心外っ!)
胡蝶「Aさん、これ今週の分のお薬です。」
『ありがとうございます。胡蝶さん。』
宇髄「さて、Aの顔も見た事だし解散にするか!」
煉獄「うむ!そうしよう!俺も千寿郎が恋しくなった!」
甘露寺「Aちゃん!また会いましょうね!」
・
帰る頃にはすっかり仲良くなっており、別れるのが寂しそうだ。
不死川「甘味処、行くかァ。」
『でも、不死川さん鍛錬が…。』
不死川「たまには息抜きも必要なんだよォ。」
『……そうですね!』
・
甘味処でおはぎを食べながら悲鳴嶼さんと時透の話をしてやれば嬉しそうに笑う夜咲。
相も変わらず綺麗な横顔だ。
不死川「…お前の作ったおはぎの方がうめェ。」
そう言えば一瞬大きく目を見開いて、
ふにゃりと笑う。
『本当ですか! 私、嬉しいです!』
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こんぺいとー。(プロフ) - 蒼井とーるさん» とーるさん初めまして!コメントありがとうございます!可愛い不死川さんを提供できてよかったです( *˙˙*)続きも楽しんでください!! (2020年8月14日 16時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
蒼井とーる - はじめまして!蒼井とーるです。とても楽しく読ませていただいてます!不死川さんが可愛い…(´・ω・`) (2020年8月14日 12時) (レス) id: 34a45304c1 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - しおりさん» しおりさんお久しぶりです!!今回も読んでくださりありがとうございます(*´-`*)更新頑張ります! (2020年5月2日 10時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
しおり - お久しぶりです!!やっぱりこんぺいとー。さんがつくっている作品は面白いですね!!これからもがんばってください!!! (2020年5月2日 7時) (レス) id: 46ffa7468c (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - のんきち。さん» あああぁぁ!嬉しいです!!ありがとうございます!更新頑張ります!! (2020年4月9日 9時) (レス) id: b53fca9749 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2020年2月14日 19時