EPISODE #20 ページ21
【Aside】
皆さん改めまして、夜咲Aです。
この度、風柱邸で女中として働くことになりました。
不死川さんは先ほど任務があると言って屋敷を出て行ったので私一人です。
『さて、どこから掃除しようか…。』
かなり散らかっているこの屋敷。
不死川さん結構几帳面かなって思ったんだけど…。
『いや、そしたら店にも来てなかったか、うん。』
よし、まずは調理場から。
『お皿とか全く汚れてない…。料理はしないのか。』
…これは結構かかりそうだな。
お店では問題児として扱われていたが、家事は完璧にできる。
『よし、頑張ろう。』
ぐいっと腕まくりして久しぶりのちゃんとした仕事に腕が鳴る。
_______
【不死川side】
ブシャッ
不死川「あ゛ぁー!!くっそ!」
鬼の頸を切った瞬間、血が噴水のように飛び出してき、辺りは一瞬で真っ赤な血の海と化した。
「か、か、風柱様!ありがとうございましたっ!」
死にそうになっていた隊士を助けてやれば、
そういう言ってすぐに逃げられてしまった。
不死川「チッ。」
ほんとにどいつもこいつも最近の隊士は腕が落ちたもんだ。
不死川「あー、ベタベタする…。」
今回は自分の稀血を使うほどの鬼ではなかった。
しかし隊服は返り血でベトベトだ。
太陽が山の間から顔を出す。
暗さになれていた目は、
眩しい朝日を浴びて思わず瞼を閉じてしまう。
・
ガララ
『あ、不死川さんお疲れ様です!
ご無事で何よりです。
先に…湯浴みしますよね。隊服、脱いでください。
お湯は張っています。』
重たい足取りで帰れば、早朝だというのに夜咲は既に起きていた。
しかも屋敷の中はとても綺麗に片付いているではないか。
あんだけ散らかってたのを1日で…。
血のついた隊服を夜咲に預けて脱衣場へと向かった。
・
湯浴みが終わってサッパリするとどこからがいい匂いが。
食卓へ行くと、朝ごはんを用意して座っている夜咲。
『湯加減は大丈夫でしたか?
さぁさぁ座ってください。朝ごはんです。』
夜咲がいただきます。と言い、食べ始めたものだから俺もつられていただきます。と口にする。
家で飯を食うのはいつぶりだろうか。
不死川「…うめェ。」
『ホントですか?よかったです。
不死川さん、外食ばかりでしょ?
お皿が全く使われていませんでした。
これからは三食、私がちゃんと作りますね!』
ダシのよくきいた味噌汁が体の芯まで温めた。
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こんぺいとー。(プロフ) - 蒼井とーるさん» とーるさん初めまして!コメントありがとうございます!可愛い不死川さんを提供できてよかったです( *˙˙*)続きも楽しんでください!! (2020年8月14日 16時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
蒼井とーる - はじめまして!蒼井とーるです。とても楽しく読ませていただいてます!不死川さんが可愛い…(´・ω・`) (2020年8月14日 12時) (レス) id: 34a45304c1 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - しおりさん» しおりさんお久しぶりです!!今回も読んでくださりありがとうございます(*´-`*)更新頑張ります! (2020年5月2日 10時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
しおり - お久しぶりです!!やっぱりこんぺいとー。さんがつくっている作品は面白いですね!!これからもがんばってください!!! (2020年5月2日 7時) (レス) id: 46ffa7468c (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - のんきち。さん» あああぁぁ!嬉しいです!!ありがとうございます!更新頑張ります!! (2020年4月9日 9時) (レス) id: b53fca9749 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2020年2月14日 19時