雪が嫌いだった宇髄天元が雪を好きになった理由。【短編集】

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【宇髄side】



今日は文化祭だ。美術室でゆっくりしとこうと思ったが、あいにく美術室までイベント広場にされてしまった。



仕方がないので校内を回ることにした。




・




｢あっ！輩先生！！｣





宇髄｢だーれが輩だ。てかなんだよその格好｣





廊下を歩いていたら男子生徒に声をかけられた。


頭には矢が刺さってる。





｢俺たちのクラスお化け屋敷やってんの！
輩先生、お化け役してよ！｣





｢何言われるかと思ったらお化け役のお願いかよ。
てか、宇髄先生 な。｣





｢頼むよー！｣という生徒をどう振り切ろうかと考えていた時、小さな音も拾ってしまうこの耳がいい事を聞いた。





｢あ、お化け屋敷あるよ！｣




｢ホントだ！そいえば雪那さんずっと接客してるよね。息抜きで雪那さん連れて来ようよ！！｣





｢いいね！そーしよ！｣





宇髄｢…いいぜ。やってやるよ。お化け役。｣





｢え、ホント！？ さっすが輩先生！｣





・




血糊とメイクセットを渡される。




宇髄｢これで変装しろってわけか。｣

…美術教師の実力なめんなよ！｣




・



宇髄｢おい、準備終わったぞ。｣




｢え、早いすっねー。輩せんせ…ｷﾞｬｯ！！｣




さっきの生徒に声をかけると俺の顔見た瞬間に飛び跳ねた。




｢こっわ！リアルすぎでしょ！｣




宇髄｢伊達に美術教師やってねぇーんだよ。｣





｢と、とりあえず中でスタンバイして！｣




・




中は薄暗くて他のお化け役の人達がいた。





宇髄(ここら辺でいいか…。)





ちょうどお化け屋敷の中心くらいにある
ロッカーの中に隠れる。






宇髄(あいつどんな顔すっかな〜。)





前に遊園地に行った時もお化け屋敷でずっと俺にくっついてた。




どんな反応するのかが楽しみで仕方がない。

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