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_* ページ7

【宇髄side】


待っている間、スマホを触っていると
さっきの店員が呼びに来た。




「準備できました。こちらへどうぞ〜。」





彼女さんとても綺麗ですよ。と言う店員の後ろを着いていけば小さなスタジオに案内された。







宇髄「……まじか。」





そこには白くてすべすべの肩を出し、肘置きにもたれるように座っているAの姿。




手にはキセル。黒を基準とした着物を身にまとい、
長いまつ毛を伏せている。




カシャッ、カシャ とシャッター音が響く。





いつもと違う雰囲気に思わず見とれてしまう。





「はい!終わりましたー!
写真確認してくるのでしばらくお待ちくださいね〜!」





『ありがとうございます。

……あっ!宇髄さん!』





俺に気づいたAは
『すみません。動けないんですよ』と微笑む。





動けないAに近づく。





『私、ビックリしましたよー。
花魁体験だなんて初めてしました!遊郭のときは普通の着物だったので…。』




当たり前だ。もしAが遊郭での任務の時に花魁の格好をしてたら絶対に客に喰われてた。





『宇髄さん…?』





宇髄「…はぁ。まじで似合ってる。連れてきて良かったわ。
白も似合うけど、たまには黒もいいな。

………押し倒してぇ。(ボソッ)」





『ホントですか?嬉しいです…。
ちょっと恥ずかしいですけど…。

ていうか最後なんて言いました??』





ド派手に可愛いAを押し倒したいのを我慢して
スマホのシャッターをきりまくった。








宇髄「そろそろ旅館に戻るか。」




『はい。温泉にも入りたいですしね。』




街観光を終えて、二人で旅館に戻る。









『それじゃあ、またお部屋で。』




宇髄「あぁ。風呂でゆっくり休んでこい。」








宇髄「ふぅー。やっぱ温泉はいいな。」





家の浴槽とは一味違う心地さだ。


こうしているとよく宇髄家で温泉に入っていたことを思い出す。




宇髄(懐かしいな……。)





乳白色のお湯に浸かれば体の疲れが一気に飛んでいく。

しかし先程のAの花魁姿は一向に頭から離れない。





宇髄(……後で待ち受けにしとこ…。)









風呂からあがって、部屋から持ってきた浴衣を着る。
肌触りがよくてとても着心地がいい。



青い のれんをくぐって出れば、同じく浴衣姿のAが座っていた。




髪の毛から水が垂れてる。

そんなAの姿を誰にも見られたくないなんて思ってしまう。





『あ、宇髄さん!』



俺に気づいたAが
ニマッと笑ってこっちに小走りで来る。

_*→←_*



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ねあ - 神 (2021年12月3日 20時) (レス) @page50 id: 614308e5b4 (このIDを非表示/違反報告)
人のようなナニカ - ああぁぁぁ最高でした!!すごく面白かったし、めっちゃ泣いたしで…素敵な作品に会えてめちゃくちゃ幸せです!!!本当に本当にありがとうございました!! (2021年12月1日 19時) (レス) @page50 id: 4b8facd16d (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - fruitさん» ありがとうございます!! (2021年9月13日 0時) (レス) id: c1a765941b (このIDを非表示/違反報告)
fruit - 面白かったです! (2021年8月30日 17時) (レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - かりりさん» 良かったです(*´˘`*) (2021年2月26日 0時) (レス) id: c1a765941b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2019年12月29日 1時

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