雪が嫌いだった宇髄天元が雪を好きになった理由。【短編集】

【温泉旅行】リセット様 ﾘｸｴｽﾄ ページ5

【Aside】





『準備オッケーです！！』






宇髄｢よし！行くか！｣







『はい！！』







私たちは今、大きな荷物を車のトランクに詰めて車に乗った。







実は…、今日から一泊二日で温泉旅行に行くんです！








『楽しみですねぇ！温泉！！』








宇髄｢あぁ。派手に楽しみだ。｣








せっかくの休みなので温泉旅行に行こうという話になった。






宇髄さんは昔から温泉が大好きだ。






話を聞くと、善逸君に体力向上も兼ねて温泉を掘らせた事もあったとか。






・






宇髄｢ついたぞ〜。｣






車を駐車場に停めて荷物を持って旅館に向かう。







『え、宇髄さんここですか？？』






宇髄｢おう。｣






着いたのは大きな大きな木造の旅館。

見てわかる。絶対に結構な値段した。






空いた口が塞がらない私を置いて宇髄さんは中に入っていく。






｢宇髄さまでしょうか？｣





宇髄｢あぁ。そうだ。｣







｢お部屋に案内しますね。こちらへどうぞ。｣







着物を着たきれいなお姉さんが部屋へと案内してくれる。




・




丙(ひのえ) と書かれた部屋の前で立ち止まる。




｢こちらでございます。夕食まで時間がありますので観光や温泉を楽しんでください。

何かある際はそちらの受話器からお願いします。

…では、ごゆっくりどうぞ。｣






きれいなお姉さんが｢失礼します｣と扉を閉めた瞬間、
宇髄さんにダイブする。





『宇髄さん！』





宇髄｢どーだ？気に入ったか？｣





『すごく！』





宇髄｢そりゃよかった。二日間楽しもうな。｣





『はい！』





・


お姉さんが言っていた通り、夕食まで時間があるらしいので、荷物を部屋に置いて街を観光しに行こうということになった。




街はまさに 和 という感じのお店がたくさん並んでいた。




『すごいですね〜。前世の時に戻ったみたい！』





宇髄｢ホントだなぁー。｣





『宇髄さん。私、あそこ行きたいです！』





そう言って指さしたのは甘味処。





宇髄｢いいぜ！

…そのかわり、後で俺のお願い聞いて♡｣




『お願い？ いいですよ！』





お願いを受け入れる代わりに甘味処へ行く。

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