雪が嫌いだった宇髄天元が雪を好きになった理由。【短編集】

＿* ページ37

【Aside】



王様だーれだ！




玄弥｢あ！俺王様！…じゃあ、4番が一発芸で！｣




煉獄｢よも！俺だ！！｣




早速煉獄が当たって｢メガネ、メガネ…｣としている。
可愛かった。

始まったばかりなのに場は大盛りだ。



次ー！！



王様だーれだ！




時透｢あ、僕。｣



なんか、えげつないの来そうだな…。



時透｢じゃあ、10番が6番に思いっきりビンタ。｣



よ、良かったぁ。3番だ。



10番の人は実弥さん。6番は？

おそるおそる善逸が手を上げる。



善逸｢ねぇ、嘘すぎじゃない！？
ちょ、ちょっとまって、心のじゅ…ﾌﾍﾞッ！｣




い、痛そう……。



こんな感じでどんどん順番が回っていく。

ギャグ系から恋愛系まで命令は様々だ。




しのぶさんと冨岡さんが手を繋いだり…。




カナヲと炭治郎がハグもしてた。顔真っ赤だったな。可愛かった。




悲鳴嶼さんは特技を披露という命令で、どこから出してきたのか尺八を吹いていた。




みんな息が続かなくなるくらい笑ってる。

…そういえば私まだ当たってないなぁ。



王様だーれだ！！




胡蝶｢はーい。私です。
じゃあ…。9番が1番にバックハグ、お願いします｣



しのぶさん乙女だぁ。相変わらず綺麗だな…。

また自分の番号は当たっておらず、9番と1番が手をあげるのを待つ。




宇髄｢俺、9！｣




甘露寺｢私1番です！｣





｢｢おー！｣｣という歓声の中、伊黒さんと私だけがフリーズする。




『い、伊黒さん、これはゲームです。我慢しましょう…！』




伊黒｢宇髄め…。｣




私よりもずっと背が高い甘露寺さんはとても可愛くて、よく気が利く優しい人だ。…胸も大きいし。


そんな甘露寺さんに宇髄さんが後ろから抱きつく。




(これはゲーム、これはゲーム。)




心の中でぁ自分に言い聞かせる。しかし胸のチクチクは消えない。




甘露寺｢きゃー！キュンキュンしちゃうわ！｣




宇髄｢意外と背高ぇのな。甘露寺。｣




そういう言ってニコっと笑う宇髄さん。
しょうがない。盛り上がりの場なのだ。宇髄さんも気持ちが高ぶってるんだ。


ぼーっとしてたら次の王様は実弥さんだった。



実弥｢あーー。12番は3番の足の間に次の命令が終わるまで座っとく。その間、3番は後ろから12番に抱きつく。｣



｢不死川さん乙女チック〜｣という言葉がどっかから飛んでくる。



自分の引いた割り箸を見てみると｢3｣の数字。



『私3番です！』



相手は誰だろう…。




煉獄｢うむ！12番だ！！｣




まさかの煉獄さんでした。

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