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【宇髄side】
宇髄「う゛ぁぁ!」
「うわぁ!…ビックリしたぁー。宇髄先生じゃん。
メイクリアルすぎでしょ!」
宇髄「すげぇだろ。これ。結構皆ビビってるぜ。」
「この後、女子三人来るよー。それじゃ、がんばってね!お化け先生!」
通り過ぎた女子を見送ってまたロッカーの中に入る。
宇髄(これ結構楽しいな…。)
その後も順調にビックリさせることができた。
宇髄「あいつもうそろそろか?」
耳を澄ましてみると入口付近から叫び声が聞こえてくる。すぐにAの声だとわかった。
宇髄(お、きたきた…!)
コツ、コツ…と靴の音を立てて近づいてくる。
よし、今だ!
バンッ!!!!!
ロッカーを開けて声を出そうと思ったが、その前にAが腰を抜かしてしまった。
『きゃァ!!! もう無理ぃ…!
宇髄さぁん……。怖いよ……。』
宇髄「A、俺だ。宇髄さんだ。」
『…ぇ。』
万が一のために持たされた懐中電灯でAを照らす。
宇髄「……は?」
そこにはフリフリのメイド服を着て床に座り込み、涙目で上目遣いしているAの姿。
薄暗くてよく見えなかった姿が露になった時、ハートに矢が刺さるのがわかった。
『…うずいさんっ!!!』
俺だとわかった瞬間、飛びついてくる。
『こわ、かった……。』
なんだ、この可愛い生き物は。ホントにこの世の生き物なのか。
宇髄「…なんでメイド服きてんの?」
『んぇ? あ、私のクラス、メイドカフェなんです…。』
グスッ。と泣きながら答える。
宇髄「……A、ご主人様って言って。」
一瞬、?マークを頭に浮かべてAが顔を上げて言う。
『…ご、ご主人様…?』
ダメだ。破壊力が半端じゃない。
思わず、キスしたくなって顔を近づける。
しかし、柔らかい唇の感触が来ない。
『…嫌です。』
宇髄「…なんで?」
『その、メイク…、こわ、怖いです。』
キスをお預けされた宇髄はすぐにメイクを落としに行ったとか。
____
(おまけ)
宇髄「はい。いいよ。」
『も、萌え萌えキュン……』
宇髄「ん〜?聞こえないなぁ?」
『お、美味しくなぁれ!萌え萌え!キュン♡!!』
宇髄「あー、やっぱ可愛いわ。俺のメイドさん。」
家でメイド服を着せられて 御奉仕されられました
_______
もう年明けますね…。早い。
皆さん、良いお年を!
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ねあ - 神 (2021年12月3日 20時) (レス) @page50 id: 614308e5b4 (このIDを非表示/違反報告)
人のようなナニカ - ああぁぁぁ最高でした!!すごく面白かったし、めっちゃ泣いたしで…素敵な作品に会えてめちゃくちゃ幸せです!!!本当に本当にありがとうございました!! (2021年12月1日 19時) (レス) @page50 id: 4b8facd16d (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - fruitさん» ありがとうございます!! (2021年9月13日 0時) (レス) id: c1a765941b (このIDを非表示/違反報告)
fruit - 面白かったです! (2021年8月30日 17時) (レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - かりりさん» 良かったです(*´˘`*) (2021年2月26日 0時) (レス) id: c1a765941b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2019年12月29日 1時