EPISODE 51* ページ7
【Aside】
(どうしよ、やばい。傘間さんこっち見てた……。)
宇髄と準備室に入る。
髪の毛を切った理由とか聞かれたが、素っ気なく返してしまった。
(早く出ないと……)
傘間に何をされるかわかったもんじゃない。
宇髄に背を向けてドアノブに手をかけようとした時、1枚の絵が目に入る。
(これって……)
キャンバスにはAが隊服きて、2本の刀を待ち、空中を舞っている姿。
(もしかして、思い出したの?)
絵に釘付けになっていたら宇髄が話しかけてきた。
宇髄「それ、お前に似てるだろ。
なんか知らねぇが描きたくなった。
まだ完成してねぇけどな。」
『な、なんで……。』
宇髄「前、頭にこの光景が飛び込んできた。」
『そ、そうですか…。』
(やっぱり思い出してはない…。)
鏡を抱えて準備室を出る。
美術室に戻って、一番最初に目が合ったのは足立。
ニヤリと笑って、何かを楽しんでいる様子だった。
(やばい、やばい。もしかして今のでもアウトなの?)
鏡を皆に配る。
一番前の席である傘間に人数分の鏡を配って離れようとすると、腕を掴まれた。
傘間「約束その1。絶対に宇髄先生に近づかないこと♪
もう、破っちゃうの〜??」
『…っ。ち、ちがっ!』
傘間「シー。声が大きいよ。皆に聞こえちゃうー。
まあ、今のはしょうがないからねぇ。許してあげる〜。」
『………。』
約束を破ったらどうなるかわからないから抵抗はできない。
(何を企んでるの……)
544人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彩(プロフ) - とてもおもしろかったです!! (2021年1月11日 18時) (レス) id: 95df5f81b7 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - とても面白いです!!で,すいません、私の理解力がないだけなんですが,足立って誰ですか?この後にその話が出ていたらすいません、どうしても気になってしまいましてこれからも頑張ってください!! (2021年1月11日 17時) (レス) id: 95df5f81b7 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - りなおさん» りなおさんこんにちは!コメントありがとうございます!感動して頂けたみたいで良かったです(*´˘`*)短編集の方もよろしくお願いします!! (2020年9月7日 8時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
りなお(プロフ) - 一気に読ませていただきました!ラストは私まで涙が溢れて止まりませんでした(TT)素敵な作品をありがとうございます!短編の方はこれから読ませていただきます!楽しみです! (2020年9月7日 3時) (レス) id: 712037cba2 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - Miraiさん» ホントですか!?よかったです!! (2020年2月11日 16時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2019年12月14日 2時