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_* ページ46

宇髄「んじゃ、頼むわ。」





そう言うと宇髄は長いまつ毛を伏せて目を瞑る。





(相変わらず綺麗な顔だな……。)





『いつもと同じ様に描いたらいいですか?』







宇髄「お前の好きなように。ド派手に頼むぜ。」






宇髄は目を瞑ったままニヤリと笑って答える。





うーん。と悩んで、Aは筆に紅赤の液を含ませる。








(こんな感じかな?)






Aは宇髄がいつもしているような柄ではなく、
雪の結晶をイメージしたようなものにした。





『できましたよ。』と言おうと思ったが、なんだか
目を瞑っている宇髄の顔をまだ見ていたいなんて考えてしまった。しかし、そういう訳にもいかないので





(……。)





チュッと宇髄のほっぺたに唇をくっつけた。





宇髄「…は」





『できましたよ。宇髄さん。』





照れ隠しするようにサッとその場を離れる。





『私、もう学校行きますね!

それ、ちゃんと描き直してから学校に来てくださいね!

それじゃ、お先にいってきます!』





宇髄「あ、おい!」









キーンコーンカーンコーン。





善逸「Aっさーん!次美術ですよぉ〜。

俺と一緒に行きましょぉー!!」





炭治郎と伊之助と善逸と四人で美術室に向かう。









全員席についたのに授業の主任である宇髄が出てこない。




生徒たちがワヤワヤと話している中、準備室の扉が開いた。








宇髄「わりー、遅くなった。静かにしろーぉ

授業始めるぞー。号令ー。」






Aは女子たちの騒ぐ声も気にせずに、見ていた美術の教科書を閉じながら
「きりーつ」と言う号令にしたがって立ち上がる。





顔をあげてAはビックリする。





『え!!』




思ったより大きな声が出てしまって慌てて口を押さえる。






宇髄「どーした雪那ー?派手に大きな声出しやがって。」






『い、いえ。なんでもないです。』






大きな声が出たのもしょうがない。

だって宇髄の左目にはAが描いたメイクがそのまま残っていたのだから。





(消すように言ったのに…!)






宇髄はこちらを見てニヤニヤしてる。



この日からAは決めた。もう二度と宇髄のメイクはしないと___。





________

自宅にて



宇髄「なぁなぁ、あれ似合ってた?」



『…し、知らないですっ!私描き直してって言ったのにぃ…。』




チュッ



『…!!』




宇髄「やり返しー。耳まで真っ赤だぞ?

また今度描いてな。」





『……………気が向けば。』

【番外編】でーと→←【番外編】メイク



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(プロフ) - とてもおもしろかったです!! (2021年1月11日 18時) (レス) id: 95df5f81b7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とても面白いです!!で,すいません、私の理解力がないだけなんですが,足立って誰ですか?この後にその話が出ていたらすいません、どうしても気になってしまいましてこれからも頑張ってください!! (2021年1月11日 17時) (レス) id: 95df5f81b7 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - りなおさん» りなおさんこんにちは!コメントありがとうございます!感動して頂けたみたいで良かったです(*´˘`*)短編集の方もよろしくお願いします!! (2020年9月7日 8時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
りなお(プロフ) - 一気に読ませていただきました!ラストは私まで涙が溢れて止まりませんでした(TT)素敵な作品をありがとうございます!短編の方はこれから読ませていただきます!楽しみです! (2020年9月7日 3時) (レス) id: 712037cba2 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - Miraiさん» ホントですか!?よかったです!! (2020年2月11日 16時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2019年12月14日 2時

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