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EPISODE 65* ページ23

【宇髄side】





雪那と廊下ですれ違ったあの日から何か気になり始めた。







雪那が美術専門になったってわかった時はどこかで喜んでいる自分がいた。







それから''手伝い''という形で雪那と関わることが多くなった。





この時から自分の感情に薄々気づいていた。









この気持ちをどう押さえ込もうかと考えていた時期に
雪那が避け始めた。








最初は丁度いい、このまま諦めることが出来るかもしれないと思っていた。








でもそう簡単にはいかず、優しく笑う少女のことをもっと知りたいと思う一方。








その時位からだ。あの絵を描き始めたのは。








雪の中で華麗に舞う少女、雪那。







絵に夢中になりすぎて、雪那の日常生活の変化に気づけなかった。








髪を切り、ピアスをつけなくなった雪那に驚いたが、
イメチェンだろうと軽く流していた位だ。








それから何週間か経った時、事件は起きた。









雪那が傘間をカッターで切りつけたというもの。








そして雪那は停学。運が悪ければそのまま退学。






それを聞いた時、なんで傘間の怪しい行動に気づけなかったのかと罪悪感が襲った。







その上、竈門たちから聞いた言葉。







「Aさんはずっと宇髄先生のことが好きだったんです……。」






この言葉が気持ちを塞ぎ続けていた箱を開く鍵となった。







宇髄(俺、好きなのか…?アイツのこと。)








違う。本当はずっと前に気づいてた。








雪那の笑う顔を見ていると安心すること。



楽しそうに話す雪那の表情が好きだということ。









気づいていたのにそれを塞ぎ続けた。








雪那に興味を持たないと決めた結果がこれだ。







宇髄(停学…?ふざけんな。俺のせいじゃねぇか。)







もう、この感情に蓋はしない。



蓋なんてする必要なんてない。






宇髄「おい、竈門、我妻、嘴平。」






下を向いていた3人がゆっくりと顔を上げる。






宇髄「あの日の証拠を探すぞ。

片っ端から生徒に聞いて回る。誰か必ず何かを知っているはずだ。」






もう二度と雪那に辛い思いはさせない。



次、雪那の笑顔を見る時は隣で寄り添っていたい。
そう思う宇髄の瞳はどこか吹っ切れた様子だ。






____________

こんぺいとー。です。

最近更新できてなくてすみません!


スマホ買い替えました!

これでパソコンをパチパチしなくて済むぜ☆

インスタ始めますた。→←EPISODE 64*



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(プロフ) - とてもおもしろかったです!! (2021年1月11日 18時) (レス) id: 95df5f81b7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とても面白いです!!で,すいません、私の理解力がないだけなんですが,足立って誰ですか?この後にその話が出ていたらすいません、どうしても気になってしまいましてこれからも頑張ってください!! (2021年1月11日 17時) (レス) id: 95df5f81b7 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - りなおさん» りなおさんこんにちは!コメントありがとうございます!感動して頂けたみたいで良かったです(*´˘`*)短編集の方もよろしくお願いします!! (2020年9月7日 8時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
りなお(プロフ) - 一気に読ませていただきました!ラストは私まで涙が溢れて止まりませんでした(TT)素敵な作品をありがとうございます!短編の方はこれから読ませていただきます!楽しみです! (2020年9月7日 3時) (レス) id: 712037cba2 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - Miraiさん» ホントですか!?よかったです!! (2020年2月11日 16時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2019年12月14日 2時

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