雪が嫌いだった宇髄天元が雪を好きになった理由。【現パロ】２

EPISODE 55* ページ13

【女の子side】






(早くっ。早く情報集めないと…！)







さっき、廊下を歩いている雪那の姿を見た。








そちらに向かって、廊下を走る。









(どこいる？あの人！ )








走り始めて数分、廊下の角を曲がったところで
男女のペアが床に転がっているのが見えた。









(あれって、雪那さんと、嘴平くん…？)









壁に隠れてスマホを起動させる。









カメラアプリを開いて撮影を開始する。









(嘴平くんが雪那さんに床ドンしてる？



…あ、竃門君たちも来た…。)









雪那は三人に囲まれるように立っている。









炭治郎「……それ…で…か？」








何か喋っているが、内容までは聞こえない。






少したって、雪那が三人の間をすり抜けてこっちに向かって走ってきた。







(や、ヤバイ！ばれた！？)








慌ててスマホの電源を落として物陰に隠れる。









雪那はそのまま走り去って行った。








(ふぅ。よかった…。バレてない…。




…早く莉奈のとこにもっていかないと。)






・





「莉奈っ！」






傘間「あ〜。おかえり〜！」








「情報、集めてきたよ！！」







傘間「ほんと？見せて見せてぇ！！」








莉奈にさっき撮った動画を見せる。








・








傘間「何これ。アイツもう約束破りやがって。」








莉奈はイラついた声で言う。









傘間「あーあ。かわいそうに…。あれだけ注意深く言ったのにィ。」









「り、莉奈？」








目つきが獲物を捕らえるものへと変わる。








傘間「約束が守れない子にはお仕置きが必要だね♪」







こいつを敵にまわしてはいけない。







目を見た瞬間にそう思った。

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