EPISODE 117 ページ23
【Aside】
宇髄に思いを伝えてから、意識がだんだんと
遠のいていく。
私、死ぬんだ。
ごめんね。宇髄さん……
___________
ここ、見たことある…。
そこは前見たときと同じ光景、真っ白な白銀の世界だった。
今度こそは本当に死んだんだ……。
ちゃぷちゃぷと音を立てながら水の上を歩いて動く。
・
しばらく歩いた。
前はただ歩いていただけだったが、今回は違う。
目的がある。
そう、おばあちゃんだ。
辺りをキョロキョロと見渡しながら進む。
あ、
きっとあれだ。
何メートルか先には人のシルエット。
でも、一人じゃない…。二人いる?
迷わず、歩みを進める。
やっぱり、おばあちゃんだ。
おばあちゃんと……、あれは…
煉獄さんっ!!!!
おばあちゃんと一緒に立っていたのは
かつて、柱として一緒に戦っていた煉獄だった。
走って二人のもとへ向かう。
前のクレバスのような大きな溝はもうない。
おばあちゃん!煉獄さん!
二人に勢いよく抱きつく。
勢いよく抱きついたのに、二人はしっかりと
Aを受け止めてくれた。
「おつかれ。A。お前はよく頑張ったよ。」
『うん。ありがとう……。ずっと会いたかったよ。おばあちゃん…。』
煉獄「雪那少女!君は最後まで立派だった。
きっと、宇髄や他の柱達が君の分までがんばってくれるだろう!」
『はい…。私は煉獄さんのようには立派に終われませんでした。
…でも、後悔はしてないです。』
煉獄「うむ。それでいい。」
煉獄から撫でられている頭は心地が良い。
Aを挟むように三人で手を繋ぐ。
そして、
「A、……おかえり。」
なつかしい、その言葉。
Aは元気よく応える。
‘‘ ただいま。‘‘ と。
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澪奈(プロフ) - え、もう最後めっちゃ泣きました!!感動した!! (2021年2月7日 12時) (レス) id: 20f17d6d24 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - アミさん» アミさんこんにちは!素敵なコメントありがとうございます!!私も沢山の方に読んでもらえると嬉しいです( *˙˙*) これからも頑張ります!! (2020年8月26日 20時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
アミ(プロフ) - 読みながら号泣しました。とっっても素敵な作品です!!!もっと色んな人に読んで欲しい…!!!!応援してます!!!!!! (2020年8月26日 19時) (レス) id: cc3c93fcc6 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - (^▽^)/さん» コメントありがとうございます(T^T)めっちゃ嬉しいです!!相変わらずの駄作ですが、最後まで読んで下さると嬉しいです!!! (2020年8月19日 14時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
(^▽^)/ - 感動してめちゃ泣きましたっ!!楽しんで続編も見ますっ!( ノД`)シクシク… (2020年8月19日 13時) (レス) id: 1433fde6d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2019年11月21日 0時