EPISODE 15* ページ18
女子に反応しなかったどころか、
「俺も知らない」と素っ気ない態度をとった善逸を疑問に思っていたAに傘間が話しかける。
傘間「早く宇髄先生の所に行ったらぁー?」
『あ、そうだね。1回教室に戻ってから行くよ。』
傘間は「ふーん」と返事をして、辺りをキョロキョロと確認し始めた。
(?)
誰も居ないことを確認すると、傘間は
Aの耳元に顔を持ってきて言った。
傘間「宇髄先生は私のものだから手ださないでね。わかった? 目立ちたがり屋のAちゃん。
言っとくけど、その髪もそのピアスも似合ってないから。」
そう言ってスルスルと髪に指を通してくる。
ビックリして何も言えないでいると、
傘間は顔を離して、
「じゃ、そゆことだから。ばいばーい。」と、どこかへ行ってしまった。
(え、えーーーー。
怖っ…。女子怖い…! 前世で見た鬼の顔してたよ。 獲物を狙ってる時の顔!
もしかして善逸君、音で気づいてた?
だからあんな反応したのかな?)
『ていうか、似合ってないって言われた…。』
ポツリと呟いたそれは一人の廊下で誰に聞かれることもなく、消えていった。
(あ、宇髄さんのとこ行かなくちゃ…)
ショックでボーっとしていたのか教室に戻ることも忘れていて、そのままフラフラと美術室へと向かった。
・
ガラガラ
『失礼します…。雪那です…。』
美術室に入っても誰もいない。
準備室にいるのかと、足を向かわせる。
準備室には勝手に出入りしていいと宇髄に許可を貰っている。
もちろん、美術専門委員のAだけだ。
『宇髄先生……?』
準備室にもいない。
(人を呼んでおいてどこに行ったんだろ…
丁度いいや。ちょっとここで休もう…。)
冨岡から指導を受け、その帰りにクラスの女子から髪とピアスが似合ってないと言われ、Aは凹んでいた。
いつものソファに上靴を脱いで体操座りで座る。
そこに顔を埋めて「はぁー」と大きなため息をつく。
『宇髄さんとお揃いのピアスなのに……。』
前世で髪もピアスも似合ってると頭を撫でてくれた宇髄のことを思いだす。
じんわりと涙が滲み始めた頃、準備室の扉がいきなり開いた。
『うわぁ!』
ビックリして思わずソファから落ちそうになる。
宇髄「お、雪那、来てたのか。
悪ぃな。生徒に呼び止められちまってよ…
って、お前泣いてんのか!?」
宇髄は目を見開いて驚いている。
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こんぺいとー。(プロフ) - 名前変えたい涙さん» ドタバタ編集したのでもしかしたらまだ名前がそのままになっている所があるかもしれません(汗)その時は言ってください!直ぐになおします! (2020年2月8日 20時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - 名前変えたい涙さん» 名前変更しました!本当に申し訳なかったです...!どうか最後まで読んでもらえると嬉しいです。 (2020年2月8日 20時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
名前変えたい涙 - こんぺいとー。さん» なんかすみません…私1人のためにそこまでしなくても平気ですよ…!! (2020年2月8日 18時) (レス) id: 6fb7d582a8 (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - 名前変えたい涙さん» ぱっと思いついた名前を付けました。不愉快な気持ちにさせてしまい、ホントに申し訳ないです…。足立の名前を変更するのでどうか読んで欲しいです。編集が終わるまで少し時間がかかるかもしれませんがそれまで待って頂けますでしょうか? (2020年2月8日 12時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
こんぺいとー。(プロフ) - 名前変えたい涙さん» ホントに申し訳ないです!!!ごめんなさい!! (2020年2月8日 12時) (レス) id: f2066b104c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こんぺいとー。 | 作成日時:2019年11月6日 18時