雪が嫌いだった宇髄天元が雪を好きになった理由。【現パロ】

EPISODE 28* ページ32

【Aside】



伊之助はもう大暴れ。




伊之助「グワハハハっ！伊之助様のお通りだ!!!

猪突猛進！猪突猛進！」




それはもう騎馬となっている子達がかわいそうになるくらい。





しかし結果は伊之助のブロックが大勝利。






・




『伊之助君すごかったよ！！』





伊之助「当たり前だろ！俺様にできねぇことはねぇ！！！」






「伊之助君、かっこよかったよ！」





伊之助「あ？誰だお前？」





競技を終えた伊之助にかわいらしい女の子がタオルを持って来た。








「え、覚えてないの！？ 亜美だよ！この前、一緒に話したじゃん！」







伊之助「覚えてねぇ。俺が知ってるのは Aとしのぶだけだ。」









伊之助がそういうと亜美という女の子は「うわーん！」と泣きながらどこかへ行ってしまった。








『伊之助君、いいの？あれ…。』





伊之助「なんだアイツ。おい、それよりも次は権八郎の番だ！
行くぞ！雪女！」






(あ、もう雪女に戻っちゃった。)







・





炭治郎は障害物競走だ。






本人曰く、前世から山でそういった修業をしてきたから得意とのこと。






伊之助「健太郎いたぞ！」







『あ、ほんとだ！伊之助君、炭治郎だよ。

…そういえば善逸君は？』






伊之助「あいつなら次の戦いの準備してるぞ。」






『え、これの次って善逸君？確か走るんだったよね？』





伊之助「おう。 あ、アイツ始まったぞ。」



　


『え、ほんとだ！ 炭治郎君がんばれー！！』







炭治郎は障害物をするすると避けていく。







伊之助「やるな…。アイツ。」








結果一位でゴール。ぶっちぎりだ。







・






炭治郎の所に声をかけに行こうと思ったが、カナヲと話していたので
遠慮した。






善逸にエールを送りに行こうと選手待機テントに向かう。






しかし、善逸の姿は見えない。





善逸がいないわけではない。人が多いのだ。しかも女子。






人と人の間から目立つ金髪が見えるが近づけそうにない。






(これ、むりだなぁ……。戻ろ…。)





自分の応援席に戻ろうとしたが、前と後ろからぎゅうぎゅうに
つめられて身動きが取れなくなった。





「きゃーーー！獪岳くん！！がんばって！」





「善逸くーん！がんばってねぇ！あ、こっち見たっ！！」





『あ、ちょ、すみま…せ、』




「獪岳くん」、「善逸くん」と二人の名前が飛び交う。





(あ、やば…、気分わるくなってきた。)





その場にしゃがみ込もうとしたとき、誰かに腕を引っ張られた。

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