【ブラック本丸】天才は紙一重で馬鹿である。【刀剣乱舞】 (ページ3)

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I don't like parents☆ ページ3

ピッ、ピッ、ピッ

静かな病室に無機質な機械の音が聞こえる

((っ……あれ、私どうしたんだっけ？))

薄く目を開けると見慣れた顔が二つ
そう、いつもは厳しい父と母の顔だった

親「A!!!」

『と、父様、母様、お兄様は？』

長い間声を発していなかったのか
しゃがれた声が私の口から聞こえた
すると、

父「嗚呼、あの馬鹿息子か……」

そう、私の父は実の息子を馬鹿息子と言った
たった1、2年前までは私より兄の方を
見ていたというのに………

『父様？
お兄様は？』

父「Aの隣にいる……」

そう言って隣を見るくそ親父
お兄ちゃんのことを悪く言う奴は
正直好きになれない、むしろ大嫌いだo(｀^´*)

『に、兄様？』

少し小さな声で呼んでみるとパチリと目を開けて
微笑んでくれたお兄ちゃん

すると、シャッと母様に
カーテンを閉められてしまった

『えっ！
まだ、話したかった……』

母「ほらほら、いいから寝なさい
早く治して元気な姿を見せてちょうだい」

と、言われ渋々私は布団に潜り込み
早くお兄ちゃんの顔を見るために

爆睡した←

その後に何があったのかは私は何も知らなかった

お兄ちゃんを尊敬していたのに………

尊敬していたから私は………

その年の冬
まさか、まさかお兄ちゃんがいなくなるなんて