1-8 インカムってええな ページ10
(Syp side)
「すまんすまん。これな」
『あ、ども』
「どもー」
ゾムさんの執務室にやってきた俺らは、ゾムさん直々に幹部用のインカムを貰った。
「今朝シドさんにインカム渡さなあかんなーって思ったまま忘れてたわ」
『ワイもトントンさんに言われるまで貰ってないの気づかなかったんで』
早速耳にインカムをつける。
やっぱええなぁ、幹部用。
まあまあ高いのやし、平が使うのとは耳へのフィット感が違うわ。
「俺、そもそもこんなんあるのも知らんかったわ」
「あ、そうやったん？」
『へー』
まあそういう人も多いか。
ワイは諜報部やから仕事で時々インカム使ってたけど、内務部やったら確かに使わんやろな。
ワイは幹部用の高性能なインカムが使いたくて、色々頑張ってたとこあるし。
目標達成すわ。
まあ、昇進に浮かれてインカム渡されてないの気づかなかったんすけど。
『使い方わかります？』
「え、わからん」
『えー、まずこれ耳につけて……』
インカム持って突っ立ってるチーノに、使い方を教える。
高性能って言っても基本の操作は一般兵用のと大きくは違わんからな。
「いやー、2人同時に昇格なんてめでたいな！」
ゾムさんが心底嬉しそうにそう言った。
Aさんが言ってたように、多少は期待されてたっぽい。
「せや、Aにはもう会ったん？」
『ああ、会いましたよ』
「……あの人、正直どうなんですか？」
チーノが急に真面目な顔をした。
「どうって？」
「なんか、よくわからんっていうか。どれだけ信用していいん？」
まあ、確かにちょっと胡散臭いわな。
あの人が普段どんな仕事してるんかわからんし。
手伝うって言われたって関係値0やし。
「あいつは大丈夫やで」とゾムさんが返すけど、まあ、そりゃそうやんな。
軍が認めた専属執事なんやし、ゾムさん含めたあのヤバい先輩らが受け入れてんやもん。
大丈夫なんはわかってる。
でも、急に現れた存在に戸惑うのも無理ないでしょ。
「正直、どう関わっていいんかわからんねん」
「んー、まあ関わり方は人それぞれやけど……」
『ゾムさんはどんな感じなんすか』
ゾムさんは自分でちゃんと仕事するタイプやし、そんなに手伝ってもらったりしなさそう。
意外と真面目やからなぁ、ゾムさん。
「え、俺？
……手合わせしてもらったりとか？」
「『はぁ？』」
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っっっっぽ(プロフ) - 名無しのサメさん» そう言っていただけて凄く嬉しいです！ 更新頑張りますね！ (2022年10月20日 17時) (
レス) id: b723e7a8aa (このIDを非表示/違反報告)
っっっっぽ(プロフ) - みずきさん» コメントありがとうございます！ 励みになります…… (2022年10月20日 17時) (レス) id: b723e7a8aa (このIDを非表示/違反報告)
名無しのサメ(プロフ) - 夢主が良すぎる！この作品好きなので、更新頑張ってください！ (2022年10月16日 12時) (レス) @page30 id: fed687ffc2 (このIDを非表示/違反報告)
みずき - っは…！ゆ、夢主イケメンすぎひんか…！？あ、応援してますぅ、更新頑張ってください！ (2022年10月10日 2時) (レス) @page27 id: 129e1b5429 (このIDを非表示/違反報告)
っっっっぽ(プロフ) - さるさそーすさん» コメント頂いていたのに気づかずすみません！ 好みに刺さってよかったです……更新頑張ります！ (2022年9月22日 2時) (レス) @page2 id: b723e7a8aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：っっっっぽ | 作成日時：2022年7月22日 2時
