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本の整理を終え、そそくさと倉庫に入る。
さっき変な声を出してしまった手前、なんとなくその場には居づらかったのだ。
Aさんは私の後をぴょこぴょこ付いてきている。
「委員長ーLINE教えて」
『その前に！ なんだったんですか、さっきの？！』
「え？」
ぐぐっと詰め寄るも、キョトンとした顔をしている。
あ、この人本当に無意識だったんだ。
天然人たらしってやつか、なるほど。
Aさんのパーソナルスペースの狭さには毎度驚かされている。
急に肩を組まれたり、腰に手回されたりするのは日常茶飯事だが、今日のはちょっと、流石にダメです。逮捕です。
これ以上私をドキドキさせて何になるというのだ。
懐かれすぎるのも困りものだな。
「そんなことよりーこれ、おれの連絡先」
『え、あ、はい』
差し出されたQRコードを読み取ると、画面には「佐伯A」の文字と猫のアイコン。
家で飼ってると言っていた子かな？
黒くてふわふわで可愛らしい。
「友だち」に追加して、「よろしくお願いします」と送る。
「お、これが委員長な？ 追加しとくわ」
『はい！』
にゃーんと鳴く黒猫のスタンプが送られてきた。
どこかアイコンの子にも似ている。さては猫派だな？
倉庫のソファに腰掛けて読みかけだった小説を広げた。
Aさんは私に寄りかかってポチポチスマホをいじっている。
もうこの重さにも慣れてしまった。
「明日の11時くらいに駅でいい？」
『はい、大丈夫です。何買うんですか？』
「修学旅行でいるやつ。お菓子とか」
『お、お菓子……』
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っっっっぽ(プロフ) - ぐぅ。さん» リクエストありがとうございます！続編の方で書かせて頂きますので、是非続編の方もも宜しくお願いします！ (2021年4月2日 12時) (
レス) id: 623bb5a80c (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅ。 - 更新頑張って下さい!! (2021年3月31日 0時) (レス) id: 79439debff (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅ。 - 面白いです!リクエストなんですけど夢主君が暫く寝れなくて気遣ったemさんが添い寝or膝枕してほしいです!! (2021年3月31日 0時) (レス) id: 79439debff (このIDを非表示/違反報告)
っっっっぽ(プロフ) - 碧さん» そう言っていただけて嬉しいです。有り難うございます！ (2021年3月1日 11時) (レス) id: 623bb5a80c (このIDを非表示/違反報告)
碧(プロフ) - めっちゃ面白いです！ 更新頑張ってください！ (2021年2月26日 16時) (レス) id: 83cb21b3f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：っっっっぽ | 作成日時：2021年2月4日 1時
