三十五 ページ39
前回で芽野ちゃんの両親がクレしんについて言い争いをしていた原因がよく分からなかった人は二十四話を見て下さい(ネタ回収遅くてすみませんでした!!!)
ーーー
「__と!云う訳!だ!って聞いてな〜い!!」
テンションの高い同僚の話が、シグマの耳を左から右に抜けて行く。
「シグマ君ー?」と声を掛けられ、彼はハッとした。
「済まない、聞いていなかった」
素直に謝罪する。
「ンー、素直!仕方ない!出血大サービスだ!このゴーゴリがもう一度最初から説明してあげよう!」
そう前置きして、天人五衰のシグマの同僚__ゴーゴリは話し始めた。
尚、今回は今までと比べてシリアスなので芽野の代わりにナレーションが暴走気味になる。←
「先程、シグマ君を酔って異世界へ飛ばした客を捕らえた。
しかし!そいつは泥酔した勢いでなく、計画的に其れ等を行った!目的は此の天空カジノの顧客リストを盗む事!
男は直ぐに取り押さえられリストは全て無事だったが、部外者が閲覧した痕跡がある!仲間が居たのかもしれない!!」
衝撃的な内容にシグマの顔色は悪くなる。
「てな訳で今!絶賛拷問中〜!」
ゴーゴリは何処からかタブレットを取り出し彼に見せた。
画面に、暗い部屋と空中にワイヤーで繋がれた男が映った。
対象が固定されている為、次元の穴も意味を持たない。頭良いな(
ワイヤーに電流が流れ、男が悲鳴を上げた。シグマは顔を顰める。
「あと十分で口を割らない場合、身体に肉汁をぶっ掛けて鼠を放つ!電圧を上げ過ぎると死んじゃうからね!」
グ ロい!!想像しちゃうから止めて!!!
あと何の肉汁だろ…おっと誰か来たようだ←
「そ、そうか…」
シグマは引き気味に答えた。
画面の向こうでは、男が何度か異能を展開している。
特に意味は無いのだが、未だ諦めがつかないらしい。かわいとー((
「………ゴーゴリ」
ふと、シグマは疑問を抱いた。
「何だい?」
「経験して分かった事だが、あの穴は接続される地点が異能を発動する度に変わる。
これだけの頻度で異能を展開しているとなると、あの穴から別世界の人間が現れる事があるんじゃないか?」
ーーー
『ハアー…』
とんでもない日だよ、今日は!!
変な占い師にゴリラの縫いぐるみを買わされるし!
何このサイズ!!等身大じゃん!等身大ゴリラさん人形じゃん!!
溜息を吐いて少女は足を踏み出す。
その先にある筈の地面が、グニャリと歪んだ。
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赤マシュマロ(プロフ) - きのこさん» 歪んじゃいましたね〜!コメントありがとうございます!! (3月18日 0時) (レス) id: 87499d5a81 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - おっとぉ〜??ぐにゃりと歪んじゃったかぁ〜!! (3月17日 22時) (レス) @page39 id: 341e3469a0 (このIDを非表示/違反報告)
赤マシュマロ(プロフ) - きのこさん» 帰っちゃいましたねシグマ君…!なんてこった!!泣きましょう!!(???)コメントありがとうございます!!! (3月9日 19時) (レス) id: 87499d5a81 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ええぇぇ!!ヤバい無理!!シグマが、、、シグマがぁぁぁ!!!! 嫌だぁぁ!!! 泣きそう (3月7日 0時) (レス) @page37 id: 341e3469a0 (このIDを非表示/違反報告)
赤マシュマロ(プロフ) - 落蕾さん» ありがとうございます!!!解ります、推しと床に挟み潰されたいそのお気持ち(!?)幸せ過ぎるサンドイッチですね!!共感の嵐です!(暴走)これからも宜しくお願い致します!!! (3月3日 23時) (レス) id: 87499d5a81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤マシュマロ | 作成日時:2023年3月2日 22時