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番外編:スマホ ページ32

ある日の午後。



『シグマ君、此れどっちが良いかな』



「何だ?」



私はスマホの画面を彼に見せる。



『待ち受け…、二つで迷ってて』



一つ目、とスワイプ。



『此の前撮った君の寝顔』



「消せ」



『まあぶっちゃけシグマ君の写真なら何でも…ってうおおおああぁ!!?』



長い指が画面上を動いたかと思えば、《画像が削除されました》との表示。



イヤアァァァ!!!



『何してくれちゃってんのォォ!!?』



「君が何してるんだ!最近大人しいと思ったら人が眠っている隙に!」



クッ、正論!!



『ふっ、二つ目は此れかな』



気を取り直してスワイプ。



『ゴゴちゃんの二次創作!此の指の角度が堪らんのよ!』



うふふふふ、と画像を拡大して熱弁する。



「…良かったな」



普通に引かれた。解せぬ←



『まあ一枚目消えちゃったし、待ち受けはゴゴちゃんに』



「……」



決定かな、と云おうとした時、スッと手が差し伸べられる。



「少し貸してくれないか?」



『ん?おお』



端末を手渡すと共に、端正な横顔がズームイン。



『へッ』



近、と思考停止した其の瞬間、部屋にシャッター音が響いた。



『は』



「此れで良いと思う」



手渡された端末を反射的に受け取ると、画面に映るのはカメラ目線のシグマ君と間抜け面の私。



『わっ、え』



驚いて顔を上げる。



「…私の写真なら何でも良いのだろう」



目線の先で、彼は少し恥ずかしそうに目を逸らした。



『……!!!うん!!!』



永久に此れにするよ!!!と宣言すれば、「大袈裟だ」と呆れた声が返ってきた。



『あはっ、やったあ!!!』




スマホを手に飛び跳ねる私を見て、彼は穏やかにはにかんだ。

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赤マシュマロ(プロフ) - きのこさん» 歪んじゃいましたね〜!コメントありがとうございます!! (3月18日 0時) (レス) id: 87499d5a81 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - おっとぉ〜??ぐにゃりと歪んじゃったかぁ〜!! (3月17日 22時) (レス) @page39 id: 341e3469a0 (このIDを非表示/違反報告)
赤マシュマロ(プロフ) - きのこさん» 帰っちゃいましたねシグマ君…!なんてこった!!泣きましょう!!(???)コメントありがとうございます!!! (3月9日 19時) (レス) id: 87499d5a81 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - ええぇぇ!!ヤバい無理!!シグマが、、、シグマがぁぁぁ!!!! 嫌だぁぁ!!! 泣きそう (3月7日 0時) (レス) @page37 id: 341e3469a0 (このIDを非表示/違反報告)
赤マシュマロ(プロフ) - 落蕾さん» ありがとうございます!!!解ります、推しと床に挟み潰されたいそのお気持ち(!?)幸せ過ぎるサンドイッチですね!!共感の嵐です!(暴走)これからも宜しくお願い致します!!! (3月3日 23時) (レス) id: 87499d5a81 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤マシュマロ | 作成日時:2023年3月2日 22時

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