【ダンボール戦機】許せる心【海道ジン】 (ページ3)

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第１話　おはようございますページ3

３個目の目覚ましとともに椎名Aは起きる。

じりりりりっ、と目覚ましが鳴り響いてる部屋で頭はハッキリしてないが震源場所(目覚まし時計)を布団をかぶったまんま探す。

だがそれはいつも置いている机のうえにはなく机のヒンヤリとした感触しかない。

音はそれよりも下の方から聞こえてきた。

「仕方がない・・・」

小さなため息をつき
布団とまだ睡眠を欲しがっている体を嫌々ながらも離す。

ベッドから顔をのぞかせると無残にうつむけに倒れている目覚まし時計。

何かしらの理由でおちたのだろう。
それか１，２個目の目覚ましを止めた時に落としたのだったらなんかごめん。

目覚まし時計を手に取り３回目の目覚ましをとめる。

ピッ、と良い音が鳴ってうるさかった部屋がシーンと静まりかえる。

ふう、と息をはき一息入れる。

今日は大事な日だから早くしないとな………と思うけど体はそうはいかないらしい。自分でも驚く位遅くタンスへ移動する。今だったらナマケモノに勝つるわ。かかってこい。

パジャマの上下同時に脱ぎTシャツ、ズボン、に着替え、最後に灰色のリボンをつけて終わりだ。

昨日のうちに用意しといた荷物とコートをつかみそのまま階段をおりる。ハハハ、こうなることは予測していたのだ。

ギシギシ・・・、と降りるさいに階段がなる。
これくらいだったらオーケーオーケー、私は気にしない。

リビングについたら目に見えたのは朝ごはんと紙があった。