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紫side
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俺がアイツを呼び止めようとした時..
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「Aー!」
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アイツの名前を呼ぶ聞き覚えのある声がして
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目を遣るとヨコやった。
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Aは嬉しそうに
ヨコの元へ駆け寄っては、抱きついて..
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ああ、無理やろ。
アイツらの中には入ったらあかん。
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「帰ろ..」
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車のエンジンをかけた。
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Aが入社1年目の時、俺はヨコを紹介した。
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別にお似合いやからとかそんな理由やなくて、
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アイツが困った時、部署が違くても俺以外にも頼れる人間が居た方がええと考えたから。
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でも..
そんな軽い気持ちで紹介したのが間違いやった。
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Aが入社2年目の頃、ヨコとの交際を報告された。
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「村上先輩のお陰で、横山さんと付き合うことになりました。ありがとうございます!」
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なんて、幸せそうに笑って。
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「おお、やったな。A。幸せにしてもらうんやぞ!」
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そんなことを言うた覚えがあるけど、あん時俺がもっと違うこと言うてたらなんか変わったんかな。
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なんて、今更考えても無駄か。
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作者名:橘 | 作成日時:2021年2月4日 23時